朝日選書
スターリン、ヒトラーと日ソ独伊連合構想

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  • サイズ B6判/ページ数 309,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599162
  • NDC分類 319
  • Cコード C0321

内容説明

第二次世界大戦のさなか、スターリン、ヒトラーを惹きつけてやまなかった、一つの構想があった―。ユーラシア大陸を束ねるこの壮大な四国連合構想とはなんだったのか。なぜ潰えてしまったのか。そしてそのとき、日本は…。1939年からの2年間は、20世紀の転換点ともいえる激動の時期である。ソ連への不信をつのらせ逡巡するヒトラー、外相モロトフに詳細な指令を与えるスターリン、翻弄される日本の政治家たち。思惑が絡み合い息詰まるような独ソの攻防と決裂の瞬間を、本邦初の史料を駆使して描く。豊富な資料に綿密な分析を加え、アジアの中のロシア、リーダーのいない日本、現代に通じる隠された世界外交の真実をダイナミックに浮かび上がらせる。

目次

第1章 スターリン・後藤新平会談―ユーラシア大陸連合計画はここに始まった
第2章 独ソ不可侵条約への道―スターリン演説からリッベントロップのモスクワ訪問まで
第3章 独ソ不可侵条約の日本への衝撃
第4章 独ソのヨーロッパ分割線改訂―スターリン・リッベントロップ第二回会談
第5章 独ソ関係の悪化とヒトラーの対ソ開戦への傾斜
第6章 日独伊三国同盟と四国連合構想
第7章 モロトフ・ヒトラー会談とスターリンの回答
第8章 松岡洋右のベルリン・ローマ・モスクワ訪問
第9章 ユーラシア大陸の政治力学

著者等紹介

三宅正樹[ミヤケマサキ]
1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史専攻卒。同大学院同専攻博士課程修了。文学博士。国立国会図書館、神奈川大学をへて明治大学政治経済学部で28年間にわたり外交史講座を担当し、現在、明治大学名誉教授。1985年から1995年まで国際歴史学会本部事務局(ローザンヌ・パリ)理事をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風見草

2
1939〜41年に見られた日ソ独伊四国連合構想を主に独ソと日本の側から、構想のそれぞれの事情とその瓦解までをみていく内容。個人的には、独ソ、日独、日ソの交渉相互の関係がよくわからず、いまいち流れが理解できなかった。悪い本ではないと思うが、1939〜41年の情勢を把握していないと理解がかなり難しい本だと思った。2014/08/06

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