出版社内容情報
1960年代以降、テレビは政治に大きな影響を与えてきた。特にワイドショー政治と言われる小泉政権はテレビの力を知り尽くし縦横に駆使している。政治はテレビを利用するが、「論理より見た目」「分析より感情」が物をいうテレビもまた政治を動かす。現場を見つづけるベテラン政治記者とメディア研究者が、豊富な体験とデータに基づいてテレビ政治の過去・現在・未来を展望する斬新な書。
内容説明
政治はテレビを利用するが、テレビもまた政治を利用する。池田勇人政権に始まる「テレビ政治」は、国会報道から「ニュースステーション」「TVタックル」へと、そのスタイルも時代とともに変化してきた。いま、テレビ画面を通した政治はエンタテインメントとなり、小泉純一郎政権は「ワイドショー政治」とも呼ばれた。政治家がテレビを使い、使われる現場を長年にわたってウオッチしてきた政治記者。斬新な視点で両者の関係を追いかけてきたメディア研究者。二人の著者が豊富な体験とデータにもとづいて「テレビ政治」の過去・現在・未来を考える。
目次
第1章 郵政総選挙とテレビ政治(小泉の「決断」;ワイドショー型「刺客」騒動 ほか)
第2章 政治とテレビの変遷1(池田から佐藤へ;今太閤・田中角栄 ほか)
第3章 政治とテレビの変遷2(テレビ政治の三つの波;第1次テレビ政治 ほか)
第4章 テレビ政治の社会学(「ハード」とテレビ政治;新聞の「力」 ほか)
第5章 テレビ政治の将来(論客のテレビ批判;政治家のテレビ批判 ほか)
著者等紹介
星浩[ホシヒロシ]
1955年生まれ。79年に東京大学教養学部教養学科を卒業し、朝日新聞に入社。85年から政治部。首相官邸、自民党、外務省などを担当。ワシントン特派員、政治部デスクを経て2000年から政治担当編集委員。東京大学大学院特任教授、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」コメンテーターなどを歴任
逢坂巌[オウサカイワオ]
1965年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退、現在、同助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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