持続可能な開発目標とは何か―2030年へ向けた変革のアジェンダ

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持続可能な開発目標とは何か―2030年へ向けた変革のアジェンダ

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077793
  • Cコード C3031

出版社内容情報

SDGsはこれからの時代をどう設計していくのか。大きく変わるグローバルガバナンスとその可能性に迫る。2015年9月の国連総会で決定した持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標(MDGs)に代わる国際開発目標として、2030年の世界のあり方を導こうというものであり、本書はSDGsに関する概説書である。従来型の開発パターンから、グローバルガバナンスの変革を促すために必要なことは何か。特徴や内容紹介のほか、扱う課題などを分かりやすく解説する。





まえがき



序 章 持続可能な開発のための2030アジェンダとは何か??SDGsの概要と背景

 1 2030年の世界へ向けて

 2 持続可能な開発目標(SDGs)とは?

 3 持続可能な開発のための2030アジェンダの背景と課題

 4 本書の構成





 第?部 ミレニアム開発目標からSDGsへ



第1章 ミレニアム開発目標における経験と反省??何が出来て何が出来なかったのか?

 1 ミレニアム開発目標ができるまで

 2 ミレニアム開発目標の進捗状況と課題

 3 ミレニアム開発目標の成功要因と失敗要因

 4 MDGsを踏まえた持続可能な開発目標の実施に向けて



第2章 環境資源制約下での持続可能性の評価とSDGs

 1 21世紀の発展のあり方と「新国富」

 2 「新国富」による地域の持続可能性の評価??資本の量と価値

 3 資本の価値の推計??鉱物資源の価値とアジアの特徴

 4 迫りくる地球システムの限界と資源の価値??銅の例

 5 生物資源の利用と地球の境界(Planetary Boundaries)

 6 「新国富」を用いた持続可能性の評価に向けて





 第?部 環境と開発の統合と持続可能な開発目標??具体的課題への取組み



第3章 サステイナビリティ指標??持続可能な開発をいかに測るか?

 1 SDGs達成に向けた取り組みの進捗状況のモニタリング

 2 指標の基礎

 3 持続可能な開発に係る指標の類型とSDGsの指標

 4 グリーン・エコノミーとグリーン成長??環境問題を中心とした指標群

 5 幸福度とウェルビーイング??社会面を計測する指標群

 6 指標の今後



第4章 「ネクサス」とSDGs??環境・開発・社会的側面の統合的実施へ向けて

 1 「ネクサス」の視点に着目する必要性の高まり

 2 ネクサスの定義と関連動向

 3 水・エネルギー・食料のネクサス

 4 SDGsにおけるネクサス

 5 ネクサス構造の把握 

 6 ネクサス構造の発見・把握からネクサス・アプローチによる対策適用まで

 7 複雑性への対応と持続可能な開発



第5章 教育におけるSDGs??「量」から「質」への転換と課題

 1 SDGsが教育の「量」から「質」への転換を促す背景

 2 SDGs達成の実施手段(Means of Implementation: MoI)としてのESD??水リテラシーの事例から

 3 サステイナブルな教育のために??教育の公正性の確保に向けて

 4 良質で公正な教育の実現に向けて



第6章 保健衛生問題からみるSDGs??新たな非感染症疾患としての肥満問題と,処方箋としてのヘルスリテラシー

 1 MDGsにおける保健衛生関連目標の成功と課題

 2 SDGsにおける新たな保健衛生問題??肥満問題

 3 保健衛生問題における教育の可能性と課題

 4 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジへ向けた挑戦



第7章 エネルギーと気候変動??持続可能な開発に向けたレジリエンスとイノベーション

 1 持続可能な開発と気候変動

 2 気候変動リスクその1??気候変動抑制策に伴うリスク

 3 気候変動リスクその2??温室効果ガス排出量抑制が不十分な場合に予想される悪影響

 4 2015年9月の国連持続可能な開発目標(SDGs)

 5 COP21とパリ協定

 6 エネルギー分野におけるイノベーション

 7 持続可能性におけるレジリエンスの役割

 8 持続可能な開発に向けて



第8章 環境と経済発展??21世紀型発展へ向けて

 1 ミレニアム開発目標とSDGs

 2 環境と経済発展??持続可能な開発は可能か?

 3 ガバナンス,教育および格差がなぜ重要なのか?

 4 21世紀型発展へ向けて??SDGs達成に何が必要か?





 第?部 実施に向けて



第9章 21世紀の新グローバル・ガバナンス戦略??目標設定によるガバナンスとSDGs

 1 21世紀の世界におけるグローバル・ガバナンス

 2 目標によるガバナンスとは?

 3 持続可能な開発目標への文脈

 4 SDGsと目標によるガバナンス

 5 新たなグローバル・ガバナンスの仕組みとしてのSDGs



第10章 国際開発資金動員と国内実施へ向けた課題

 1 持続可能な開発目標の実現手段としての資金メカニズム

 2 国際開発資金の動員の論理

 3 グローバルな開発資金の成果と課題

 4 持続可能な開発の具現化に向けた日本国内の資金動員の現状と課題

 5 持続可能な開発の実現に向けて日本の国内資金を動員する手法

 6 得られた知見



第11章 国連目標の実施??国連目標と国別・ステークホルダー別目標をどうつなげるか?

 1 SDGs策定過程における実施とステークホルダー

 2 過去の教訓

 3 進捗を測定するための国別目標・ターゲット

 4 マルチステークホルダーの参画

 5 マルチステークホルダー目標の落とし込み??グローバル・コンパクトの試み

 6 SDGsの実施手段,協働と連携

 7 今後のSDGsの展開



第12章 ボトムアップ・アプローチによるSDGsへの挑戦??人々を中心に据えたSDGs達成へ向けた課題

 1 ボトムアップ・アプローチを考える

 2 ボトムアップ・アプローチについて

 3 国際開発分野における教訓

 4 人々を中心に据えたアプローチ??日常生活の状況把握のための主観性と客観性について

 5 ボトムアップ・アプローチの意義と役割??MDGsや日本における公害対策からの教訓

 6 2000年と2015年における社会経済情勢の違い??都市化の進展とICTの普及

 7 ボトムアップ・アプローチによる事例調査・研究

 8 都市内部のコミュニティを対象とした住民参加型ワークショップの設計・開催

 9 住民参加型WSからわかったこと??人々の主観とSDGsの関係

 10 具体的な生活様式を理解する??生活時間調査からわかったこと

 11 SDGs達成に向けた課題



第13章 統合目標形成へ向けて??SDGs達成に向けた日本への処方箋

 1 なぜ,日本への処方箋が必要か?

 2 日本への処方箋

 3 処方箋とグローバルな目標との関連

 4 今後に向けた期待





終 章 21世紀の持続可能なガバナンスとSDGs



索 引

蟹江憲史[カニエ ノリチカ]
2017年4月現在慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科連携教授。国連大学サスティナビリティ高等研究所シニア・リサーチフォロー。東京大学サステイナビリティ学連携研究機構客員教授。大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所客員教授。

内容説明

2015年9月の国連総会で決定した持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標(MDGs)に代わる国際開発目標として、2030年の世界のあり方を導こうというものであり、本書はSDGsに関する最初の概説書である。従来型の開発パターンから、サスティナビリティへ向けた変革を促すために必要なことは何か。特徴や内容紹介のほか、扱う課題などをわかりやすく解説する。

目次

持続可能な開発のための2030アジェンダとは何か―SDGsの概要と背景
第1部 ミレニアム開発目標からSDGsへ(ミレニアム開発目標における経験と反省―何が出来て何が出来なかったのか?;環境資源制約下での持続可能性の評価とSDGs)
第2部 環境と開発の統合と持続可能な開発目標―具体的課題への取組み(サステイナビリティ指標―持続可能な開発をいかに測るか?;「ネクサス」とSDGs―環境・開発・社会的側面の統合的実施へ向けて;教育におけるSDGs―「量」から「質」への転換と課題;保健衛生問題からみるSDGs―新たな非感染症疾患としての肥満問題と、処方箋としてのヘルスリテラシー;エネルギーと気候変動―持続可能な開発に向けたレジリエンスとイノベーション;環境と経済発展―21世紀型発展へ向けて)
第3部 実施に向けて(21世紀の新グローバル・ガバナンス戦略―目標設定によるガバナンスとSDGs;国際開発資金動員と国内実施へ向けた課題;国連目標の実施―国連目標と国別・ステークホルダー別目標をどうつなげるか?;ボトムアップ・アプローチによるSDGsへの挑戦―人々を中心に据えたSDGs達成へ向けた課題;統合目標形成へ向けて―SDGs達成に向けた日本への処方箋)

著者等紹介

蟹江憲史[カニエノリチカ]
1969年生まれ。1994年慶應義塾大学総合政策学部卒業。2001年博士学位(博士(政策・メディア))取得(慶應義塾大学)。現在、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科連携教授。国連大学サスティナビリティ高等研究所シニア・リサーチフォロー。東京大学サステイナビリティ学連携研究機構客員教授。大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とある本棚

8
各章を別の執筆者が書いており、独立した論文となっているため本全体で整合的・体系的であるとは言い難く、SDGsを網羅的に学びたい方にはお勧めできない。環境と開発を既に研究している人が関係する章だけ読む形がいいのではないか。個人的には経済発展・ガバナンス・教育といった各変数と環境との関連を実証研究に基づき解説している馬奈木・春日論文(8章)が興味深かった。2024/03/28

Tatsuo Mizouchi

0
☆☆☆ ブランクはあっても考え方は変わっていない。あとはこの能力を発揮できる環境をいかに確保するかだね。2018/04/05

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