朝日選書
花街―異空間の都市史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 322,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598851
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0321

内容説明

都市の繁栄の中心に、常に寄り添うように存在しながら、「語られざるもの」「隠されたもの」として歴史の隙間に埋もれていった“花街”。往時の繁栄もいまいずこ、もはや痕跡すらとどめていない場所も多いが、その「配置」や「来歴」には、時の権力者の意図がくっきりと刻印されていたりもする―全国100都市に及ぶ現地研究が、「遊廓」とも違う、その隠された歴史、都市形成に果たした役割をあぶり出す。

目次

序章 花街のイメージ
第1章 花街―立地・制度・構成
第2章 都市再開発から生まれる花街
第3章 街のインキュベーター
第4章 慣例地から開発地へ―東京の近代花街史
第5章 遊蕩のミナト―神戸の近代花街史
第6章 遊所から新地へ―大阪の近代花街史
第7章 謎の赤線を追って―鹿児島近郊の近代史
終章 なぜ、花街か?

著者等紹介

加藤政洋[カトウマサヒロ]
1972年長野県生まれ、2000年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(文学)。専攻は文化地理学。流通科学大学商学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。