内容説明
いま、語りはじめた豊かな文化。三内丸山、寺野東…、次つぎに発見される遺跡群。彼らは何を食べ、どこに住み、どんなことを考えていたのだろうか。ここに明らかにされる祖先の新たな素顔。
目次
第1章 縄文革命の始まり
第2章 縄文土器は語る
第3章 縄文のクニグニ
第4章 縄文姿勢方針―多種多様な食利用
第5章 集落と社会
第6章 精神世界を探る
第7章 縄文人の心象
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおぞら
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有名な縄文時代研究家の、縄文時代概説書。縄文人が当時何を食べ、どのように生活していたのかが非常に分かりやすく書いている。2006/03/31
Mentyu
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範型論、第一の道具・第二の道具といった、著者の編み出してきた縄文研究の概念が、縄文時代の全体像の中で見事に位置付けられている。先史学は想像の余地が大きい分、いかに適正な分析概念を作り出せるかが重要だということが痛感される。2025/04/18
Kouhei Higuchi
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少し古い本だが縄文時代の暮らしをこの当時の発見、知見から考察した本。分かりやすく、特に食、狩猟、栽培、集落、定住という現代人が今振り返って考えるべき事がこの本から見えてくる。 古い出版年のため所々現在と違う、明らかになっていることがこの時点では明らかになっていないことなどがあります。2025/03/26
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- 和書
- 孤独な旅人 河出文庫