内容説明
名句を読む楽しみ。現代俳句に明快豊穣な風景句の世界をひらき、その面目を一新させた著者が、子規以後、明治・大正・昭和三代の名句を懇切に鑑賞する。
目次
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
新年の部
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syota
27
明治、大正、昭和(戦前)の秀句473句を水原秋桜子が選び、季節と時代ごとに分類し、丁寧な解釈と批評を付した近代俳句のアンソロジー兼解説書。たった17音からイメージを縦横に膨らませ、言葉の背後にある光景や想いを再現してみせる秋桜子の鑑賞力に驚嘆した。句を読み、解説と批評を読んでからまた句に戻り、最後に巻末の作者略歴を確認するということを繰り返していたら、500頁弱の本を読むのに2週間かかってしまった(汗。図書館本。良書だが絶版。俳句ブームの折でもあり、版元の朝日新聞社にはぜひ復刊か、せめて電子化を望みたい。2020/09/11
モトラッド@積読本消化中
17
★★★読了2024/01/20
hiro6636
1
解説が丁寧。2020/03/27