朝日選書<br> ドイツ歴史の旅

朝日選書
ドイツ歴史の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022594129
  • NDC分類 293.4
  • Cコード C0322

内容説明

中世の夢のあと。ゲーテの恋のおもかげ。青春の大学町。20世紀の激動の現場。ドイツの多彩な過去を映す都市を訪れるひと味ちがった旅のガイド。

目次

フランクフルト、ゲーテ、そして神聖ローマ帝国
ライン河のドイツ史
ゼーゼンハイムのフリーデリーケ
エルベの東
ベルリン栄光と悲惨
夢の名残りワルトブルク
鉄腕の騎士ゲッツ
ノイシュヴァーンシュタイン城のルートヴィヒ
皇帝の都ウィーン
ゲッティンゲンの7教授
ラーン河のほとりにて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

6
プロイセンでもオーストリアでもない、ドイツについての作者の徒然なるままの随筆。肩の力を抜いて気楽にドイツの持つ雰囲気と作者の愛情を読むことが出来る。2013/11/04

tieckP(ティークP)

4
NHKラジオ講座向けの、坂井氏の最初の著作。処女作らしい文体のみずみずしさを備えつつ、年齢としては50前後に書かれているので歴史家として脂がのっており、教養学部の教師らしい、必要な知識を厳選して伝えるという意欲も合わさって、旅行ガイド的な意図で書かれた30年以上前の本であるにもかかわらず、いまもって読むに値する。地理と歴史がうまく融合しているのも良いし、併録された初留学の体験記も率直な内容と詩情がまざって好ましい。氏ののちの著作の芽として、ゲーテやメーザーへの注目がすでに見られるのも比較して楽しい。2017/12/24

水無月十六(ニール・フィレル)

3
NHKドイツ語講座にて連載されていたものをまとめたものらしい。わかりやすくドイツ愛に溢れた(?)文体でドイツの諸都市を巡りながらその場所にまつわる歴史的な話を読み解く。ドイツがまだ東西に分かれていた頃の本のようで、東西ベルリンの話が出てくる。この本に書かれている項目から興味の湧いた分野にてを広げるのが良さそう。鉄腕ゲッツの話が一番お気に入りで興味がわいた。2016/02/06

Ecka

0
「ドイツ史10講」、「ゲーテとその時代」に続いて、3冊目に読む坂井氏の著作。訪れたことのある都市が多く取り上げられており、それぞれの風景を思い出しながら読んだ。普通と順序が逆かもしれないが、そんな旅の復習にも良い一冊だった。日本の大都市のように目まぐるしく変化をしないドイツの都市なので、内容が特に古くも感じられない。しかしエピローグに書かれた統一半年後の東ドイツの当時の様子だけは別で、ここ30年ほどで各都市が急速な変化遂げたことを知った2024/05/16

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