内容説明
世紀末パリの街に苦しみ悩む異端の二人。年齢も性格も生活も行動も違いながら互いに共感し敬愛する。その心の軌跡に、ひたすら作品を通してせまる。図版多数
目次
1 描かれたゴッホ
2 タンギー爺さん―浮世絵パリに息づく―
3 女、そして女との世界―シーンとヴァラドン―
4 囲いの中
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
駄目男
4
明治以降、芸術家同士の交遊録というのは常に私の興味の対象。犬猿の仲だの竹馬の友など読むのが大の好物。 しかし、これが西欧となると勉強不足でまだまだ知らないことだらけ。今回、初めて知ったのがロートレックの描いたゴッホの自画像。そんなものがあったのかというより、ロートレックとゴッホが友人だったということに驚いたのが本書購入のきっかけ。本書は共に37歳という若さで逝った破滅型天才芸術家の典型的な類例を見るようで哀しい。優れた作品を残し悲惨な最期を遂げる。現在、彼らの努力は結実したが、しかし実に波乱の生涯だった。2018/02/17




