出版社内容情報
長年にわたって読者から復刊を望む声が多かった、姉妹社オリジナル版の『サザエさん』(全68巻)の復刊です。新たに新聞掲載日と注釈が付き、世代を超えて楽しめます。45巻は1965年3月から5月までを掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
13
「サザエさん」第45巻。昭和40年掲載分。 サラリーマンの平均月収34000円(貨幣価値、今の4倍〜5倍)、ピストル式の水鉄砲大流行。強盗多発で団地にドアチェーン装備、オロナミンC発売、公害地区の小学校に活性炭マスク配布、ソ連宇宙遊泳に成功、ストリップ劇場全盛etc.2021/06/08
スローリーダー
2
OG(OL)が着ているのは当時普及していた制服らしい(P.7)。/内開きになる店の自動扉(P.23)。危険過ぎる。/一瞬カツオと勘違いした(P.23)。実はワカメが坊さんに扮してカツオそっくりに。/パンを盗む猿(P.32)。考えてみれば猿にはパンが買えない。貰うか盗るしかないのだ。2024/04/13
白山手賀
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定番を準備に読んでいく。2023/11/19
ワタナベ読書愛
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1994年に朝日新聞社から刊行された文庫版サザエさん、全45巻の最終巻。巻末には「町子かぶき迷作」から「切られ與三郎」「戯作余話」「文七元結」「木下藤吉郎」「銭形平次捕物帖」を収録。(1950年代の作品) 1970年代のサザエさんのファンキーでパンチ力のあるギャグを楽しんだ後は、おなじユーモアでもやや大人の洒落た雰囲気がある江戸の話。筆者のいろいろな側面が見られる。どんどん過激になるギャグが、これから先も期待したいと思っていたのに終わってしまった。作者が亡くなっても続いていて、あの世でも連載していそうだ。2020/08/12