内容説明
スケッチで旅する九つの国。『週刊朝日』の表紙を飾ったやさしくなつかしい風景とエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
78
安野さんのヨーロッパの街並みを主に書かれたもので、週刊朝日に連載されていたものをまとめたようです。いままでもヨーロッパの国ごとの作品を見てきましたがこっれはその国ごとっというのではなく印象に残った町並みなどを紹介してくれています。安野さんの好みらしくイタリア、フランス、スペインが多いのですが、ハンガリーやクロアチアなど今までにない国もあり楽しめました。2022/09/08
ヘタ
19
とてもいいです。描かれている人の顔は見えませんが、とても雄弁です。建物も緑もいいなぁ。段々畑のある日本の農村を描いて欲しいなぁ。既に描いてるのかなぁ。絵が描けるっていいですな。この本、買っちゃおうかな。あ、図書館本ですってことわってレビュー書くのがエチケットっすかね。2018/11/29
michel
8
1年間毎月「週刊朝日」の表紙を飾ったヨーロッパ各地のスケッチと、そこに寄せたエッセイ。そこに何か物語が見えてきそうで、ずっと眺めていたくなる。2021/03/26
よし
2
これらの絵が毎月、週間朝日の表紙の飾っていたということで、安野さんの健脚、活力に驚かされながら頁をめくりましたし、読み終わると、ヨーロッパの風景とその風景に寄せたエッセイが一体となって心に残っていることに気付きました。東山魁夷が描いたヨーロッパの絵には人が一人もいくて、精神が研ぎ澄まされるような美しさを感じますが、安野さんのほとんどの絵には誰かが動き回っていて、自分もその中に紛れ込みたくなるような魅力を感じます。どちらも大好きな絵描きさんです。2011/05/29