内容説明
「近江」というこのあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。大きな活字でよみがえる司馬遼太郎の世界。
目次
湖西のみち(楽浪の志賀;湖西の安曇人 ほか)
竹内街道(大和石上へ;布留の里 ほか)
甲州街道(武蔵のくに;甲州街道 ほか)
葛城みち(葛城みち;葛城の高丘 ほか)
長州路(長州路;壇之浦付近 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
20
古代から幕末期まで、司馬遼太郎の小説では語られなかった歴史が聞こえて来るのが魅力的です。2025/05/25
barcarola
9
表題の他は、湖西のみち、竹内街道、葛城みち。一番ボリュームのある長州路が良かった。今更思うのは随分多くの人材を輩出しているのだな、ということ。軍人さんの使う「あります」という敬語が長州の言葉だったというのも個人的には興味深かった点。2023/01/14
スプリント
7
街道をゆくの第1巻です。司馬さんと現地の方々との交流とともにその時どきの同行者とのやり取りも楽しみの一つですね。少しずつシリーズを読み進めて行こうと思います。2015/08/28
ランラン
5
再読。私にとって湖西というとどこか寂しい印象があります。しかし敦賀から京都への物資の輸送路でありまた渡来人の多くがこの湖西の街道を行き来していたかと思うと古代のにぎやかな様子がしのばれます。2017/08/06
悠々人
5
再読です。ゆっくり、のんびりと司馬遼太郎と一緒に日本を考えて行こうと思っています。いいなぁ「街道をゆく」 2014/01/22