内容説明
日本はまだ変わっていなかった…衰亡か変革か未来への警告と提言の書、ここに登場。ここには10のビジネスモデルが登場する。インフレと不況、高齢化と高失業、貿易収支大幅赤字…。緻密な予測で描く近未来小説、朝日新聞朝刊連載を大幅加筆して単行本化実現。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myoko
6
平成9年に連載された小説。副題の通り、何もしなかった日本が平成30年にどうなっているのかという内容。半分は当たらずといえども遠からずという感じ。現状の日本は小説の内容より悪いように思えます。下巻は天下分け目の改革合戦。どんなやり方で日本の建て直しをしていくのか、楽しみです。2010/11/28
konomichi
4
95年から97年頃に書かれた、「今」の日本。平成30年を迎える前に読んどかんといかんやつ、やと思います。2017/12/25
CCC
3
数年後の当たらなかった預言書候補。というか平成30年を待つまでもない気がする。未来予測はマイナスの予言をしておけば大抵当たっているような感じになるから、どうマイナスになっているのかを予測することが肝要なはず。そして当作は予測に抜けが多く、いくらか思い切った外し方もしている。原因は多分海外からの視点が欠けていること。端的に言って、著者は日本の凋落は見えていても、欧米の凋落や中韓の不安定さが見えていなかったように思えた。……というのが、自分視点の印象論。2013/03/06
シン
2
登場人物と戦国武将の名前がマッチングしていて面白かったです。2012/04/07
元吉
1
★☆☆☆☆ 堺屋さんの長編を久しぶりに手にする 1997年を起点に2018年(平成三十年)の姿を予想して描いた未来 小説である。現時点では、あと7年後のことであり未来というよ り、明日の延長みたいな存在だ2011/09/10