内容説明
早春の湘南から虹色のピレネーへ―まどかの夢がかけめぐる紀行エッセイ。
目次
春の街(ドラマ仕立てで書く日記―沈丁花;ざざぶりの後の青空―ふきのとう;春待つ春の灯―春灯 ほか)
夏の街(父の背を視界に―薫風;初恋というには…―花みかん;ランチセットのアイドル―プチトマト ほか)
秋の街(旅人に掃き残されし―こぼれ萩;杉の秀のどれも天指す―秋思;夜の川匂わせて―火振り漁 ほか)
冬の街(空に瑕瑾のなかりけり―雪もみじ;夜咄の尽きてしばらく―冬紅葉;通学の子に囲まるる―冬のたんぽぽ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shincha
38
昨年末に92歳で旅立った父の書棚を整理していて手に取った本書。生前父は、俳句の会に入っており、作品があるのは知っていたが、どこに書き留めてあるのか…未だ見つけられていない。本書の作者、黛まどかさんは、小生と同世代。たまたま、幼馴染とゴルフをしながら、俳句の話になり、これから始めようということになった。実は、友には内緒で一昨年から書き溜めている自作。妻以外に見せたことはないが、これから幼馴染の友と楽しんでいこうと思う。本書も楽しく拝読。まだまだ素人の小生には、理解できない句もあるが、諦めずに精進してしよう。2024/07/31
双海(ふたみ)
13
人生いろいろなんだなぁと。まどかさんの句、好きだよ。2014/10/08