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目次
第1部 「公平」の人生と信念(死ぬまで生き方を変えなかった父;四十年前のお見合いの話;私が受けた「ペンの暴力」 ほか)
第2部 忘れ得ぬ裁判と司法の原点(ライフワークになった香川県豊島の産廃問題;「次の世代のために」で一致した豊島住民;駆け出し弁護士、新幹線を止める ほか)
第3部 大蔵省・銀行との壮絶な戦い(住管機構の社員に書いた手紙;関与者責任は見逃さない;暴力・闇勢力と徹底対決する ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aochama
3
著者の手掛けた代表的な事件を中心とした回顧録。弱いものの味方でありたいという信念のもと、森永ヒ素ミルク事件、豊島産廃事件、千日前デパート火災事件、住専問題などを手掛け、いずれも解決を見いだすまでの過程が描かれています。今どき、ここまで信念をもって取り組んでくれる弁護士は珍しいでしょうね。弁護士を目指される皆様には、一読をおすすめしたいです2021/07/18
篁(たかむら) かわを
3
筋の通った信念で、被害者を守ろうとする中坊さんの人柄がにじみ出る。エゴに染まりつつある自分を少し反省した。2020/09/06
aika
3
森永ヒ素ミルク事件、豊島の廃棄物処理問題、豊田商事事件の弁護団長、そして住専社長。最も苦しんでいる人々に寄り添い、司法の場そして社会に原告たちの声を訴える続けることに命を賭した中坊さんの生涯を垣間見れました。この本は住専での不良債権回収について重点的に書かれています。大蔵省や大手金融機関との苦闘は手に汗握ります。他の中坊さんの著書も読んでみたいと思います。2014/07/31
kayoshi
0
★★★・・ 2000/01/01
必殺!パート仕事人
0
1999年の出版。この頃から記者クラブ頼りの新聞記者の不甲斐ない姿勢や、テレビ局の強い者に飲まれる姿勢(オーム真理教)を批判しています。高度成長時代の公害訴訟からバブル時代の不良債権処理まで、社会問題を解決してきたのですね。債権回収機構の成立には政界相手に戦ったり。大蔵省が同意書を骨抜きにする様子、「ふ~ん、こういう風にあいまいにしていくのか」と思いました。今は誰も止める人がいないのか。2025/04/06
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