内容説明
これからの文学に必要なもの、それは「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」―全く新しい視点で古今の傑作を論じた書。
目次
1 軽さ
2 速さ
3 正確さ
4 視覚性
5 多様性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パラ野
11
積ん読からの解放。アメリカでの講義ということで、話し言葉で縦横無尽に語られる、方法論とも呼べなくはないかなと。「軽さ」「速さ」「正確さ」「視覚性」「多様性」を一回ずつ語っていく。「軽さ」は神話を用いて飛翔っぽいイメージと同時に重さについても語ってます。両義的な話題。「視覚性」が1番興味があった。カートゥーンを通じて、二次創作のように遊んでいたというエピソードとの絡み合い。「速さ」は遅延も含めて考えてみる。2014/08/11
かいこ
4
最低限の論旨以外全体的によくわかんなかったけど「軽さ」の項に関しては本当に何一つ理解出来なった。本書で言及されたカルヴィーノの著作を読んだ方が良さそう2018/05/01
ビター
1
カルヴィーノの再読が必要。2016/09/11
rinrin
0
【BOOK-75】⑩2012/03/30
amanon
0
いささか、急ぎ足で読んだため、理解の程は怪しいが、それでもすこぶる興味深く読めた。特に刺激を受けたのは、二つの相反する概念を用いながら、その相反する概念にほぼ同じくらいの重きを置いて、古今東西の文学作品を縦横無尽に論じていくその手法。講義である以上、色々な制約があるのは致し方ないとはいえ、できたらこの講義をもっと発展させた文学論の集大成的な作品を出してほしかったと思う。2011/03/13
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