マスカルの花嫁―幻のエチオピア王子妃

マスカルの花嫁―幻のエチオピア王子妃

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022570475
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0036

内容説明

「世紀の婚約」は、なぜ破れたか。昭和9(1934)年、日本中を沸かせた「子爵令嬢婚約事件」。エチオピアのアラヤ・アベバ王子と黒田雅子(旧久留里藩主家次女)の結婚が実らなかった真相は?2人への直接取材をもとに、国際政治の渦に呑み込まれた「ふたつの人生」を追う異色ノンフィクション。

目次

第1章 殿様の子
第2章 亡命
第3章 訪日使節
第4章 序曲
第5章 覚悟
第6章 決定
第7章 破談
第8章 エチオピアを救え
第9章 ふたつの人生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
昭和十年前後、エチオピア皇族が日本女性を后に希望し、それに華族令嬢が選ばれたという逸話を発掘し、国内、国外の関係者に取材したノンフィクション。この逸話には、日本とエチオピアとの当時の国際情勢を背景にした暗闘があり、日本国内でもアフリカとの関係を推進する民間団体の有志主導で進められた事で外務省や華族の婚姻を司る宮内庁との複雑な関係が生じる事になる。この時日本では、しばしの間エチオピアフィーバーのような盛り上がりが発生するが、エチオピア戦争が始まると忽ち沈静化していく。この辺りの無節操さは今も変わらない。2023/05/05

hirorin

3
戦前にエチオピアの王子と子爵令嬢黒田雅子さんが婚約→破談になった話は知っていたが、こんなに国際政治情勢に翻弄されていたとは。私なんてそもそもエチオピアがどこにあるかもはっきり分からずだった。アフリカへ進出(植民地化)をもくろむヨーロッパ諸国の思惑、日本の立場。なんと当のご本人達にも取材をされている。黒田雅子さんは、傷心し家出をしたりしていたようだが、本来の明るい性格を取り戻し、幸せな結婚をしてのちに町会議員にもなられたよう。王子の方は、エチオピアでは皇帝が廃されアメリカへ亡命。2025/02/28

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