宮崎勤裁判〈上〉

宮崎勤裁判〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784022563293
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

集中的なセラピーで人格統合に成功した患者の手記で、多重人格症の理解に役立つ。事件を客観的にふり返るには、佐木隆三の『宮崎勤裁判(上)』がいい.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』146頁、より)

内容説明

誘拐・殺人・死体損壊・死体遺棄・猥褻誘拐・強制猥褻…5件の起訴状の朗読と、異例の弁護側意見書朗読がつづく。すべてを聴きもらすまいと、傍聴席に坐る作家の前に明らかにされた、希有な犯罪と法廷の実相。

目次

序章 連続幼女誘拐
第1章 断たれた絆
第2章 “母胎回帰”
第3章 捜査官証言
第4章 中山裁判長
第5章 垣間見る姿
第6章 遺体ビデオ
第7章 法医学者証言
第8章 宮崎勤の自白
第9章 折り返し点
第10章 初の共同鑑定

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジャズクラ本

16
◎上巻は東京地裁刑事第二部の第一回公判から第九回公判まで。このあと精神鑑定をはさんで中巻へ。この本は1991年の刊行で、当時はまだ事件から時を経ていない審理の真っ最中で、宮崎についての情報も奇異な言動や性癖だけが殊更にクローズアップされていた頃。後に刊行された関連本と比べても生々しさは比較にならない。3冊に分冊して裁判を追っているだけあって子細に至るまで記載されている。中巻へ。/1975年高知県安芸市の6人殺害事件は1938年の30人殺害事件の最多殺害記録を塗り替えようとして起こったもの2020/08/11

MK2

9
事実なんだよね…4人も…写真やビデオを確認しなければならなかった両親を思うと…などど生易しいものではないだろう、この記録を読めばなぜ?がわかるのだろうか…「宮崎勤お前はいったい何者なんだ」佐木先生の叫び2018/01/23

ころこ

8
宮崎勤事件は、当時社会に大きなインパクトを与えました。それは、オタクといわれるひとたちに対するステレオタイプな理解が定着し、端的に言えば批判の的になったこと。それを感受性豊かなオタクたちは、間違えれば自分たちもその様なことになったのではないだろうかと、社会の一部のひとたちが想像出来たこと。更に、その様に感じた自称オタクたちが、戯画化した自己認識をつくり、プレゼンテーションに切磋琢磨したことでした。オタクたちの文化は、その後クールジャパンとして現在の日本社会を代表する存在となったことは皮肉なことです。2017/03/22

シャーリー

1
ショッキングだった事件の裁判記録なので興味深く読みました。細かなところで不可解な印象を受けましたが、ネット上で冤罪説が展開されているのを読んで納得がいきました。中下を読み進めていくうちに、謎が解けていくのか、冤罪説の信憑性が高まるの分かりません。底知れない恐ろしさを感じます。2010/11/20

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