秋霜烈日―検事総長の回想

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秋霜烈日―検事総長の回想

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022558817
  • NDC分類 327.13
  • Cコード C0036

内容説明

巨悪と闘い、がんと闘った「ミスター検察」。戦後の政財界の重大事件のすべてを見てきた硬骨漢が、迫り来る死をみつめながら綴り続けた戦後史の「真実」。

目次

秋霜裂日(造船疑獄事件―土光さんのこと;武装ギャング団事件;船上密室殺人事件;海上保安庁汚職事件;造船疑獄事件・補遺;日興連汚職事件;テーブル・ファイヤー事件;警視庁防犯課汚職事件;売春汚職事件;東洋製糖事件;富山水道汚職事件;鮎川派選挙違反事件;交通切符制度の創設;裁判所・検察庁の統廃合;「松本楼」放火事件;日活ロマン・ポルノ事件;トイレット・ペーパー事件;運転免許のこと;連続企業爆破事件;ハイジャック事件;ダグラス・グラマン事件;ロッキード事件;捜査余話;検察の限界)
海外司法事情報告(北欧所見;西ドイツ連邦司法省訪問とその前後;刑事局長ジロラモ・タルタリオーネ氏;日本法務・検察代表団訪中記)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

figaro

1
「ミスター検察」こと伊藤栄樹が、死の床で執筆した回想録です。造船疑獄、海上保安庁汚職事件、日本赤軍ハイジャック事件など昭和史に残る事件を担当した検事が率直に事実と思いを綴られています。特に、取調べについて、検事と被疑者の信頼関係が大切で、後に街角で再会したとき、笑って手を握れるようでなければならないという達観は本物の検事であることを示しています。また、検察の限界を率直に語り、警察の組織的な違法捜査にどう対処したかを語っている部分は、この人だからこそという評価はありえますが、一読の価値があると思います。2015/10/23

ゴリゾウ

0
法務・検察の中枢を歴任し、「ミスター検察」とまで言われた伊藤さんの脳裏には、当然のことながら、数多くの公表できない秘話がつまっていたに違いありません。「あとがき」(P228) #9941996/05/17

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