内容説明
ミスター・ニッポン盛田昭夫が、初めて明かす「わが半生」、その経営哲学、対日批判への痛烈な反論、危機の日本企業が生き残る道―ここにはアメリカを直撃するメッセージがある。
目次
第1章 戦争―生還と希望
第2章 平和―新たな人生の始まり
第3章 世界に売り出す―前進の過程
第4章 経営について―企業は家族だ
第5章 アメリカ式と日本式―その相違
第6章 競争―日本企業のエネルギー源
第7章 テクノロジー―生きぬく手段
第8章 日本と世界―疎外と調和
第9章 世界貿易―危機を避けるために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kenji Ogawa
1
ベンチャー・ソニー。軍事技術の民間転用。テクノロジー重視のカルチャー。米国進出。欧米との摩擦。そして家族のこと2013/10/11
緑色と風
0
盛田さんは、初めから世界を見ていた。アメリカで実績を作って、日本にその信用力を逆輸入させるという戦略をとった開拓者だ。外国のビップ達をよく見つめ、ライフスタイル等相手にとってステイタスのあるものを身に着けていく。それでいて日本びいき。盛田さんは、井深さんへの尊敬をはじめ、人のつながりを最も大切にし、積み重ねることで成功した一人だと思う。悲しくも今の日本では隣人さえ付き合いがない状況があふれている。世界の中で生きる日本を考える上で、この本を、もう一度振り返ってみようと思っている。
元吉
0
★★★★★1987/02/18