内容説明
「魔法をかけられた舌」「うさぎ屋のひみつ」「遠い野ばらの村」ほか、子どものための短編を中心に15編。
著者等紹介
安房直子[アワナオコ]
1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。「さんしょっ子」第三回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第十九回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第二十二回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第二十回野間児童文芸賞、『山の童話風のローラースケート』第三回新美南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞等受賞作多数。1993年永眠
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
237
第2巻のタイトルは『見知らぬ町 ふしぎな村』。もっとも、このタイトルは恣意的なもので、さほど内容とは関係がないが、すべて安房直子のファンタジック・ワールドが展開する。全部で15の短篇を収録するが、今回の選集に共通するのは、むしろ「修錬」にあるかも知れない。お料理や裁縫などが、お話の中核を占めているものが多いようだ。この人のファンタジーは、いずれもが短篇ということもあるが、壮大な魔法世界を繰り広げるという種類のものではなく、むしろ日常の狭間に密やかな魔法空間が開けるというもの。そして、それは限りなく暖かい。2026/05/09
ぶんこ
53
ほくほくと読める短編集でした。レストランを舞台にした若者の修行の話が好き。安房さんの押し付けがましくない考え方に共感するお話ばかりで楽しめました。ファンタジーなところも荒唐無稽ではなく、ささやかなのも好きです。おばあさんが砂場でシャベルを見つけて掘っていたら海に・・実に微笑ましい。2019/04/05
とよぽん
50
読友さんの感想を読んで「ひぐれのお客」を探したら、図書館にコレクション7巻があり。猫が選んだ裏地は、薪の燃える音がしてかわいた木のにおいがする、温かい優しい色。安房さんのお話には猫やうさぎがよく登場する。この本で、北見葉胡さんの絵を初めて見た。惹きつける絵だ。2020/09/02
takaC
35
何話か読んでいるうちに、落とし方が読めるようになったかも。時々おやっと思う話も混じっていたけれど。2012/12/22
ミーコ
30
図書館の司書さんにオススメして頂き、手にした1冊。初読みの作家さんです。短編集ですが、どのお話も読みごたえがあり、面白かったです。おばあさんと狸のお話が好き。レストランのお話も良かったです。最後の誰にも見えないベランダのお話はほっこり。また読んでみたい作家さんが増えました。2021/10/16




