踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022520913
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

作家として、母として、個人として――
金原ひとみ 魂の遍歴

希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作による芥川賞受賞、
結婚、出産、孤独で自由なパリでの生活、
かけがえのない子供たち、離婚、そして新たな場所へ。

『蛇にピアス』『マザーズ』を経て、
『アンソーシャル ディスタンス』
『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』へと結実した小説家の軌跡。

朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった
「『母』というペルソナ」ほか、
作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録

【目次】

「母」というペルソナ  


部屋運は変わらず  
死後に求めるもの  
小麦粉!  
血肉になれ  
8131日生きた私  
お腹  
南米のエリザベス・テイラー  
孤独な執筆作業を支えてくれる「は」の欠けたパソコン  
パリ紀行  
プラタナス  
セミ  
薄血  
青空  
二〇〇九年一月八日から十四日までの日記  
二〇一一年二月二十六日から三月四日までの日記  
Ma Place   
スパーク  
ガブリエル・シャネルをめぐって  
牡蠣とラーメンとここじゃないどこか  
くつのゆくさき  
牡蠣の憂愁  
繚乱  
柔らかな幸福の輪郭  
むすびめ  
退色  
今を照らす光  
変わらないもの  
繫がりと分断  
タシャとボネッ  
煙草の吸えた三月の居酒屋  
ライク スモーク  
噓偽りのないジビエ
二〇二二年八月十二日から十八日までの日記  
新宿からの祈り  
はなればなれに  
飛ばない気球 
彼女の帰郷  
エイジング  
虫の思い出  
オレンジの救済  
回り続ける星  
ダベッテマザッタ  
震えるシュプレヒコール  
行かなかった港町  
サーカスと農場  
ルネサンス  
形のない未来と過去のあわい  
Well come   
ニコール・キッドマンの初恋  


踊り場の君  
パチンコ屋の君  
自転車の君  
窓際の君  
日比谷の君  

内容説明

希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作の芥川賞受賞、結婚、出産、憂鬱で自由なパリ生活、手を離れていく子供たち、離婚、そして新たな場所へ―。朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった「『母』というペルソナ」ほか、作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録。作家として、母として、人として―金原ひとみ魂の偏歴。

目次

1(「母」というペルソナ)
2(部屋運は変わらず;死後に求めるもの;小麦粉! ほか)
3(踊り場の君;パチンコ屋の君;自転車の君;窓際の君;日比谷の君)

著者等紹介

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞し、デビュー。同作品にて04年に芥川賞を受賞。10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞、22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

165
金原 ひとみは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 この長いタイトルは、何と思いつつ読みましたが、内容とはあまりリンクしておらず、私小説的掌編小説&エッセイ集でした。相変わらず、パワーはあります。 https://publications.asahi.com/product/25620.html2025/10/30

榊原 香織

110
エッセイとか小品とか。最新。割と面白かった。罵倒の天才だね。初めて読んだけど、ファンの人にとってはもっと面白いのかもしれない2025/10/26

pohcho

58
デビュー当時からのエッセイ・日記・掌編小説を収録。消えたいに近い消失願望が渦巻いていた幼い頃、小説を読んでいる間は息ができたという金原さん。金原さんの人生そのものが小説のようで、エッセイは小説みたいだし、小説はエッセイのようでもあり。特にⅢの「一冊の本」掲載のエッセイはどれも素晴らしかった。消失願望や破滅衝動に身を任すことなく、今まで生きていてくれて本当によかった。金原さんの文章を読める幸福をかみしめながら読了。2025/11/08

竹園和明

57
日常の些細な出来事にも心揺さぶられる著者。作品に対する愛情はハンパなく、編集者にダメ出しされるたび激しく傷付き凹む。そんな乱高下する20年の日々を綴ったエッセイと、現実をデフォルメしたような掌編を掲載した一冊。以前のエッセイ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』のどん底を這うような重さから徐々に変化して来た様子が窺え興味深かった。特に終盤に収められた直近のエッセイで、苦しみと並走しながら可笑しみを見出し生きて行く…との境地に達した著者に、かつての危うさと脆さはもうない。迷える若い人達の神的存在となる予感がします!。2025/10/24

ケイティ

40
近年自身にも作品にも吹っ切れたような明るさを感じていたが、どうしようもなく金原さんだった。消えたくて戦慄いた小学生から地続きで、「絶望3割伝えたい2割壊したい1割愛したい愛されたい2割ずつ」という中身の配合は変わっていない。「こんな世界で間違わずに生きていくには、正しく生きていくには、無理がある」という彼女は、すべてを信じたくて心を開いているからこそ苦しさがつきまとい、その地獄を小説にして体得してきた。寄せ集めエッセイで物足りなさはあるものの、「踊り場の君」「日比谷の君」だけで満たされる素晴らしさだった。2025/11/01

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