出版社内容情報
作家として、母として、個人として――
金原ひとみ 魂の遍歴
希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作による芥川賞受賞、
結婚、出産、孤独で自由なパリでの生活、
かけがえのない子供たち、離婚、そして新たな場所へ。
『蛇にピアス』『マザーズ』を経て、
『アンソーシャル ディスタンス』
『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』へと結実した小説家の軌跡。
朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった
「『母』というペルソナ」ほか、
作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録
【目次】
Ⅰ
「母」というペルソナ
Ⅱ
部屋運は変わらず
死後に求めるもの
小麦粉!
血肉になれ
8131日生きた私
お腹
南米のエリザベス・テイラー
孤独な執筆作業を支えてくれる「は」の欠けたパソコン
パリ紀行
プラタナス
セミ
薄血
青空
二〇〇九年一月八日から十四日までの日記
二〇一一年二月二十六日から三月四日までの日記
Ma Place
スパーク
ガブリエル・シャネルをめぐって
牡蠣とラーメンとここじゃないどこか
くつのゆくさき
牡蠣の憂愁
繚乱
柔らかな幸福の輪郭
むすびめ
退色
今を照らす光
変わらないもの
繫がりと分断
タシャとボネッ
煙草の吸えた三月の居酒屋
ライク スモーク
噓偽りのないジビエ
二〇二二年八月十二日から十八日までの日記
新宿からの祈り
はなればなれに
飛ばない気球
彼女の帰郷
エイジング
虫の思い出
オレンジの救済
回り続ける星
ダベッテマザッタ
震えるシュプレヒコール
行かなかった港町
サーカスと農場
ルネサンス
形のない未来と過去のあわい
Well come
ニコール・キッドマンの初恋
Ⅲ
踊り場の君
パチンコ屋の君
自転車の君
窓際の君
日比谷の君
内容説明
希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作の芥川賞受賞、結婚、出産、憂鬱で自由なパリ生活、手を離れていく子供たち、離婚、そして新たな場所へ―。朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった「『母』というペルソナ」ほか、作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録。作家として、母として、人として―金原ひとみ魂の偏歴。
目次
1(「母」というペルソナ)
2(部屋運は変わらず;死後に求めるもの;小麦粉! ほか)
3(踊り場の君;パチンコ屋の君;自転車の君;窓際の君;日比谷の君)
著者等紹介
金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞し、デビュー。同作品にて04年に芥川賞を受賞。10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞、22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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竹園和明
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