ゲーテはすべてを言った

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022520395
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

高名なゲーテ学者・博把統一は一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出合う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求める旅の先に、行き着いた場所は……。若き才能が描く、アカデミック冒険譚!

内容説明

高名なゲーテ学者・博把統一は一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが―。ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何かという深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。若き才能が描くアカデミック冒険譚!第172回芥川賞受賞作。

著者等紹介

鈴木結生[スズキユウイ]
2001年福岡県生まれ。2024年、「人にはどれほどの本がいるか」で第十回林芙美子賞佳作を受賞。本作がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

498
これがデビュー作ではないものの、弱冠23歳の新鋭作家が書いたものであるとはとても思えない。自分のスタイルを確立しているし、その文体の運びも実に堂々たるものである。ゲーテ研究者の統一を主人公として、ゲーテは言うに及ばず博覧強記ぶりを示す。しかも、それが知識を披露するというレベルではなく、言説としての重みを持っている。しかも、引用されているもの同士の有機的関連にまで及ぶのである。ことに、聖書への言及は登場人物たち(この場合は主人公の義父の學)の造型を深みへと導き、より確かなものにする。物語の核として機能して⇒2025/02/17

starbro

303
★第172回芥川賞候補作&受賞作、第三弾(3/5)、鈴木 結生、初読です。本書は、正にタイトル通り、独逸哲学的純文学小説でした。主人公以上に、ゲーテが登場する作品は初めてです。著者が今後どんな作品を書くか判りませんが、本書の様な路線を行くとすると、売れない芥川賞作家まっしぐらだと思います。私の大学時代の第二外国語は、ドイツ語でしたが、ゲーテをほとんど読んだこともなければ、ドイツ語自体もほぼ忘れています(笑) https://publications.asahi.com/product/25150.html2025/02/25

KAZOO

176
最近の芥川賞受賞作は私にはあまり合わなくて期待していなかったのですが、これは一般向きではないという感じもするのですが楽しめました。私がゲーテの全集や「ゲーテとの対話」などもかなり以前に読んでいてこの作品と同じようなイメージを感じたりして、ゲーテの研究者の中にはまあこのような人物もいるのだろうなという感じもしました。教養小説のような感じです。2025/03/18

trazom

160
今年1月の芥川賞受賞作。私にはとても面白かった。ゲーテ研究の第一人者である主人公が、レストランで、ゲーテの言葉だという文章に出会ったことから物語は展開する。学者である主人公の雰囲気とピッタリの衒学的な文体が、とても魅力的である。知らない作家や哲学者の名前、アフォリズム、ドイツ語の文章などが登場し、その度ごとに、済補(スマホ)でその中身を確かめるということをしながら読んだので、読了までとても長い時間がかかってしまった。でも、そういう行為をしながらの読書はとても楽しく、何とも心地よい読後感に満たされる。2025/04/13

塩崎ツトム

160
筒井康隆翁の「文学部唯野教授」以来の「文学文学」じゃあるまいか。文字が発明されて以来、どんぶらこどんぶらこと言葉のミームの大河の流れに生きてきて、先人が上流から流してくれた書物を読んで、それにいくつか注釈を加えて、またそれをどんぶらこどんぶらこと下流に流す。人間社会が時空的ニューラルネットワークなんじゃなかろうかとも思うが、人は考える葦であり、三本の矢なのである。2025/02/16

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