内容説明
死者14人、負傷者6000人以上にも上った未曾有のテロ「地下鉄サリン事件」が起きてから30年が経つ。警察は前年に起きた「松本サリン事件」からオウムとサリンの関係をつかんでいたにもかかわらず、なぜテロを防ぐことができなかったのか。オウム捜査の最高責任者だった警察庁刑事局長が、「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」「警察庁長官狙撃事件」など一連の事件について当時の資料やメモをもとに初めて証言。捜査の全内幕を語る。
目次
第1章 松本サリン事件 1994年6月~10月
第2章 対オウム作戦の立案 1994年9月末~12月
第3章 事件の続発と態勢構築 1995年1月~3月
第4章 地下鉄サリン事件 1995年3月20・21日
第5章 教団拠点の大捜索 1995年3月22日~3月中
第6章 國松長官狙撃事件 1995年3月30日~5月
第7章 麻原逮捕およびその後 1995年5月~96年8月
第8章 オウム事件全体の評価(1)―なぜ早期に捜索できなかったのか
第9章 オウム事件全体の評価(2)―30年後に振り返る
著者等紹介
垣見隆[カキミタカシ]
1942(昭和17)年12月、静岡県浜松市生まれ。1965年、東京大学法学部卒業後、警察庁入庁。警視庁神田警察署長、福井県警察本部長、警察庁刑事局長、警察大学校長などを経て、1996(平成8)年、警察庁退職。1999年、弁護士登録。現在、第一東京弁護士会所属弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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