地下鉄サリン事件はなぜ防げなかったのか―元警察庁刑事局長30年後の証言

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地下鉄サリン事件はなぜ防げなかったのか―元警察庁刑事局長30年後の証言

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022520319
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0036

内容説明

死者14人、負傷者6000人以上にも上った未曾有のテロ「地下鉄サリン事件」が起きてから30年が経つ。警察は前年に起きた「松本サリン事件」からオウムとサリンの関係をつかんでいたにもかかわらず、なぜテロを防ぐことができなかったのか。オウム捜査の最高責任者だった警察庁刑事局長が、「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」「警察庁長官狙撃事件」など一連の事件について当時の資料やメモをもとに初めて証言。捜査の全内幕を語る。

目次

第1章 松本サリン事件 1994年6月~10月
第2章 対オウム作戦の立案 1994年9月末~12月
第3章 事件の続発と態勢構築 1995年1月~3月
第4章 地下鉄サリン事件 1995年3月20・21日
第5章 教団拠点の大捜索 1995年3月22日~3月中
第6章 國松長官狙撃事件 1995年3月30日~5月
第7章 麻原逮捕およびその後 1995年5月~96年8月
第8章 オウム事件全体の評価(1)―なぜ早期に捜索できなかったのか
第9章 オウム事件全体の評価(2)―30年後に振り返る

著者等紹介

垣見隆[カキミタカシ]
1942(昭和17)年12月、静岡県浜松市生まれ。1965年、東京大学法学部卒業後、警察庁入庁。警視庁神田警察署長、福井県警察本部長、警察庁刑事局長、警察大学校長などを経て、1996(平成8)年、警察庁退職。1999年、弁護士登録。現在、第一東京弁護士会所属弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

148
オウム事件関係の本を読んでいくと信じ難いほど警察の捜査が鈍く後手に回る状況が目立つが、その理由の一端が本書で見えた。刑事警察のトップたる垣見氏は平時の能臣であり、乱世に対応できる器ではなかった。組織運営や事務処理能力のある高級官僚だが、大量殺人を厭わないテロ組織を相手に危機意識を抱く勘所がないのだ。常に法律や警察の内規に従って動き、権限の及ばない横浜での坂本弁護士一家事件を事実上放置し、オウムが警察組織に浸透している可能性を考えてもみなかった。あの時、彼が警察庁刑事局長だったのは日本の不運だと断言できる。2025/04/14

さつき

61
地下鉄サリン事件から30年とのことで、色々な媒体で目にすることが多く、改めて振り返ってみたくなりました。当時は子どもだったし、時系列などの記憶もあやふやで知らないことがたくさんありました。警察内部での対立が様々な場面であったであろうことが衝撃的です。2025/03/23

どら猫さとっち

15
地下鉄サリン事件から、ちょうど30年後の今。元警視庁刑事局長が語る、なぜ起きてしまったか、そしてなぜ防げなかったのか。オウム真理教が起こした大事件は、今も平成史に大きな爪痕を残している。その前の松本サリン事件、サリン事件後に起きた警視庁長官襲撃事件。その事件も語り、30年という年月を超えて警告するメッセージ。このような事件は二度と起きて欲しくないけど、またそれを上回るような事件も起きないとは限らない。2025/04/05

チェアー

8
強制捜査に着手する寸前まで行っていたのに、大量の犠牲者を出す地下鉄サリン事件に間に合わなかった。それはリスクを避ける安全バイアスと、「大したことはない」「間に合う」と根拠なく思い込むタイプの安全バイアスが、相互に絡み合っていたためではないか。 オウムとはなんだったのかはわからないままだ。2025/03/19

キミ兄

6
事件当時の警察庁刑事局長だった垣見氏の証言。読めば読むほど警察という大組織がオウム真理教というテロ集団に対する適切な認識を早期にもてなかった事が地下鉄サリン事件を呼んだと読める。もっと早く積み上げ式で犯人を捕らえる刑事局でなく。政治的なものの見方ができる警備局が主導権を握っていれば自体は違っていたのかもしれない。☆☆☆☆。2025/04/25

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