他人屋のゆうれい

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他人屋のゆうれい

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022520203
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

急死した伯父の部屋には人懐っこい隣人たちと「幽霊」が付いてきた! 長い内廊下でつながるアパートメゾン・ド・ミルでは、「ふつう」を外れた人が寄り添い生きる。文芸界最注目の著者・王谷晶が描く現代版長屋噺!

内容説明

「その…見たこと、あるの?おじさんが言ってた、幽霊ってやつ」春夫おじさんが営んでいた「他人屋」を求めて、隣人たちが次々と訪ねてくる404号室。部屋を勝手に出入りする“幽霊”の正体を追ううちに、ずっと一人きりだった大夢にほのかな繋がりができはじめる―。「ふつう」をほぐしながら、生きていく寂しさを包み込むあたたかな物語。

著者等紹介

王谷晶[オウタニアキラ]
1981年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

115
突然死した伯父のアパートに住むことになった大夢。そこには・・。よい小説です。TVドラマになりそうな2025/07/13

タイ子

70
王谷さん2作目。先に読んだ「ババヤガの夜」とは違ってゆうれいの存在がもたらす他人同士のつながりの物語。シェアハウスで窮屈に暮らしながらコールセンターで働く大夢(ひろむ)。そこに殆ど関わりのなかった叔父さんが急死。マンションの後片付けをするようにと親からの依頼。「他人屋」という看板を掲げた部屋の中にいたのはゆうれい。しかも足があり、大夢の食べ物を勝手に拝借、会話は筆談。調べると叔父さんの部屋は昔惨劇の現場だった。物語は全く怖くない、むしろ寂しい人間たちが寄り添って生きて行く癒しの物語かも知れない。2025/07/26

ひさか

63
しんぶん赤旗2023年11月26日〜2024年4月30日連載のものに加筆修正して2025年1月朝日新聞出版刊。小さい夢、メゾン・ド・ミル、404号室、幽霊の手紙、謎と生活、見えないもの、他人屋と幽霊、エピローグ、の8つの章で構成されたお話。これいったい何の話だろう?。で進むどーなる感いっぱいの展開は新聞小説にふさわしい。王谷さんだから何をどう語るのか楽しみに読んだ。で、最後までぐいぐいと引っ張られて、行き着いた謎の先まできっちり書いてあるのは好ましい。なーんだ感あるも、上手い落としどころだと思う。2025/07/05

ダミアン4号

40
親戚内で浮いた存在だった叔父が急死。兄から部屋の片付けを押付けられた主人公は気づくと大家に丸め込まれ住人に。部屋は“他人屋”をしていた関係か使途不明の品がいっぱい。無口な叔父と付合いは皆無。人物を知るつもりで日誌を読むと“幽霊”という文字が度々書かれていて…この部屋、出るのか?びくびくしながら寝入った夜、気づくとそこに髪の長い女の姿!騒ぎを嫌った?幽霊はドアをバタンと…玄関から出入り?ラーメンを食べたりトイレを使ったり…幽霊が?優しさは一面からじゃわからない…主人公には少し苛立ちも感じたがラストは良かった2025/05/09

かんらんしゃ🎡

40
「『お前の正しいとこが嫌いだ』と言われるとどうしていいか分からない」お向かいのカルトな本屋の言葉が印象深い。主人公も兄も隣人もおじさんもゆうれいも生き辛さを抱えた者たち。いずれ世慣れてくれば清濁合わせ持つことを知るし、正義は相手を窮地に追い込む暴力だって事も知るだろうけど、それには自分の大切なものを捨てなきゃならないんだよな。ピュアな人間たちの話。2025/04/19

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