出版社内容情報
【目次】
内容説明
大学の新聞部に所属する美ノ輪七海は、ある日友人から男性教授による性被害を打ち明けられる。問題を追及するために動き出した七海の情熱に心動かされたのは一度記者の道を踏み外した者たちだった。取材費や報酬は一切無し。ただ「記者」としての誇りのために立ち上がった彼らは、やがて政治家らが絡む私学助成金の不正受給疑惑に辿り着く。現政権によるメディアのコントロール、圧力によってかき消される記事…。維持と誇りをかけ、真実を暴くための闘いが始まった。
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- 評価
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
174
一本木 透、初読です。本書は、「七人の侍」オマージュ作品、セクハラから始まって、政治・私学助成金の不正受給まで発展するとは思いませんでした。結構これに近いことが、マンモス大学では行われている様な気がします。 https://publications.asahi.com/product/25567.html2025/12/08
パトラッシュ
147
新聞記者が取材活動を通じて巨悪と戦うドラマは、元朝日記者としてはぜひ手掛けたいテーマだろうが小説としては失敗作だ。政治と検察とヤクザが結託して国家を私物化し、反抗すれば容赦なく殺されるためマスコミも服従するしかないなど、麻薬カルテルやギャング組織が国家を支配する中南米の国に匹敵する腐敗国家になっている状況とは、あまりに現実離れし過ぎている。著者の前2作はネット時代の新聞のあり方を問う太い芯が通っていたが、今作はサヨクの理想である「恐怖支配国家日本」というマンガ的陰謀史観が前提になっていてシラケてしまった。2025/10/05
しんたろー
129
第3作目は、大学生の新聞部部員・七海が教授のセクハラを暴こうとするのをキッカケに物語が始まる。段々と記者仲間が増え、現代日本の「メディアと権力」について話が大きくなり、巨悪に挑む弱小の記者たちのチームもの。「綺麗事」という感想もあるが、今の日本人への警鐘として色々と考えさせられ、『七人の侍』への愛情も感じられた。記者たちのキャラ分けも巧く、各々の想いに共感できたのも良かった。終盤の二転三転する展開には、サスペンスとしての面白さが詰まっていて、卓越した筆力を再認識。本作を映像化できる日本であって欲しい。2025/12/25
タックン
111
大学の学内新聞記者である七海が友人が大学の総長候補の救助からアカハラ・セクハラ受けそれを苦に自殺した。 それを窓際族の記者たちと取材し巨悪と戦う物語。 取材していくと大学助成金の不正受給汚職から始まって政界との癒着や総裁選の暗躍まで繋がり政界の闇が浮き彫りにされる。 取材した記事がマスコミやネットに流しても政界の圧力で次々と消され命まで狙われ大ピンチの連続。 7人目の記者は誰か?そして救ったのは海外のタウン誌だった。 本筋は昨今の新聞・テレビの偏向報道と堕落と真実を伝えるネットへの政治権力の圧力かな。2025/10/31
はにこ
99
初読みの作家さん。学内でのアカハラに立ち向かう七海。共に戦う記者たちに立ちはだかるのは日本の闇。権力が司法も政治も警察もマスメディアも牛耳る中、突破口を探す。ずっと劣勢だし、いのちを狙われていて目が離せない。ふと、芸能事務所のドンだった人のセクハラ問題を思い出した。こういった腐った部分て本当にありそうだな。他の作品も読んでみたくなった。2025/10/19
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