出版社内容情報
鰻丼と聞いて心がざわめかない日本人はいない。鰻屋の前を通るといつだっていい匂いがしてくる。「この匂いだけでゴハンを一膳食べられる」ほど強力な匂い。牛丼、イクラ丼、海鮮丼……ゴハンとおかずの明確な二者対立。どの丼めしも奥は深い。シリーズ最新第46弾!
内容説明
心ざわめく丼めし。梅干しとの最強タッグか?牛丼、うな丼、海鮮丼…ゴハンとおかずの二者対立か?東海林ワールド、シリーズ第46弾!
目次
タコ焼きの謎(真実一路篇)
タコ焼き(人情篇)
タコ焼き(望郷篇)
猫式
希望の星?「ぬか漬けの素」
大根の悲劇
お節の隙間
グリコポッキー、ギネスに!
コロナ下の紅生姜
コロナ下の宅呑みを楽しむ
「ひょっとこ蕎麦」誕生物語
うどんよ、今夜もありがとう
ハンペンの時代
ワンタン麺にしてやられる
青年とおばさんとカレーと
え?高級食パン?
お花見はエアで
コンニャクの謎
家庭版「聖火リレー」
湯豆腐の“ぐらーり”〔ほか〕
著者等紹介
東海林さだお[ショウジサダオ]
1937年東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
36
週刊朝日が休刊となって、東海林さんの食エッセイが読めなくなって残念に思っていた。こうやって2年間分まとめて読むと、もうお腹いっぱい。やっぱりお上手。毎日ちまちま楽しんだ。2024/03/28
紅咲文庫
18
2020年12月から2022年2月の週刊朝日連載分。今回も厚い単行本。8時以降にアルコールが提供されなくなった飲食店、密を避けろの連呼に東海林さだおはそんなのおかしいだろうよと、宅飲みでアズキアイスをかじり、ディスタンスをとったお節料理を考え、エアお花見を決行して笑わせてくれるのだ。でもやっぱり何か寂しい。週刊朝日の廃刊とともに連載も終わってしまったそうだし、どうしよう。東海林さだおの年齢は承知しているつもりだったけど、連載終了に気持ちがついていけず次巻が最後かと想像すると辛い。2023/09/17
hitotak
13
コロナ禍の最中に書かれた連載がまとめられているせいか、外食が少なく、食べ物を深く考察するような内容が多いように感じた。政治や世の中へのいらだちや批判も随所にあり、昔のような大らかで呑気な感じも減っているようにも感じる。鬱の気もあるとも書かれていて心配。コロナ自粛によるストレスが感じられた。軽妙な文体に老いは感じられないが、森元首相と同級生とも書かれていて、改めて言われると驚いてしまった。2024/03/16
Urmnaf
7
最近、本屋に立ち寄ることが減って、新刊が出てるのに気づかず。次の最終巻ももう出てた。相変わらずの「あるある~」の食べ物エッセイ。コロナ禍の時期と重なってるせいか、多くは家食べ、ちょっとフラストレーション感じる文がちょこちょこと。2024/04/27
ムーミンママ
6
シリーズ第46弾!! 食べることが本当に好きな方なんだろうな(笑) 2024/06/10
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- 和書
- 無法松の影 文春文庫