誰に似たのか―筆墨問屋白井屋の人々

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誰に似たのか―筆墨問屋白井屋の人々

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022518989
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

隠居した老母の恋に振り回される兄妹、跡取り息子の教育に悩む大店の主人、実家の隠し子騒動に苛立つ嫁……。女の幸せは、男次第、金次第なのか? 江戸の商家を舞台に、一筋縄ではいかぬ家族の絆と情愛を描いた痛快時代小説。

内容説明

江戸日本橋の筆墨問屋白井屋は、太兵衛が大店にした。妻のお清は、太兵衛の女遊びに苦労させられたが、隠居後は夫婦で穏やかに暮らす。しかし、夫の死後に裏切りを知り、大激怒。妻に逃げられた年下の蕎麦屋の男に自らを重ねて、貢ぎはじめる。世間体を気にする長男、貧乏長屋に暮らしお清からの援助を期待する長女は、老母の恋を止めようとするが…。隠居した母の恋に振り回される兄妹、実家の隠し子騒動に苛立つ嫁、料理人修業中の孫娘―。

著者等紹介

中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学卒業。2008年に「素見」で小説宝石新人賞を受賞。10年に『刀圭』でデビュー。18年に「着物始末暦」シリーズで第七回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

146
日本橋の筆墨問屋・白井屋の家族の話。父で夫で舅で祖父の三代目・太兵衛が亡くなり、遺ったその家族三世代6人の心の内が面白い。実に赤裸々なのだ。立場が変われば人の言動などこんなにも手のひら返しなのが笑える。根は憎めない者達の好き勝手に進む連作6話。それぞれの思いにほんの少し(本当に少しだけ)共感しつつ読んだが、これは続きが読みたくなる。そして『幸せ』って何だろうを考えてしまう。2023/04/29

モルク

114
日本橋の筆墨問屋白井屋。早くに隠居した三代目太兵衛が急逝した後の妻清、後を継いだ長男夫婦とその息子、親の反対を押しきり駆け落ちしたが未亡人となり貧乏長屋で暮らす長女とその娘がおりなす家族小説。それぞれの不満が語られ幸せとはを考えさせられる。嫁としての立場の捉え方もおもしろい。最終話での孫娘の幼馴染みの今後に不安が残る。これは続編があるのかな。孫の一之助とお美代のその後も見たい。2023/11/16

初美マリン

104
それぞれが自分勝手な思いを告白していたが少しずつ軌道修正していた。それが救い。中途半端な感じですがたぶんシリーズ化するょうね2023/06/16

タイ子

87
親、兄弟、従兄妹、血の繋がりはあってもなくても家族なら一心同体、とはいかず何らかのしがらみの中で日々生きている。日本橋にある筆墨問屋の白井屋。家族一人一人に焦点を当てて心の中を見つめる物語。何だかどの人の気持ちも分かる気がして同情しながらも、それは違うぞとか思いながら楽しい読書時間。浮世絵師と駆け落ちをしたのはいいが、夫に先立たれ貧乏長屋で娘と暮らす長女。現在の店の主人・太一郎が息子の育て方に悩み、墓参したお寺の住職と話す場面がいい。「自分が親勝りでないくせに、子には親勝りであることを強いる」ごもっとも!2023/06/23

真理そら

82
白井屋の人々6人の視点から描かれた6編からなる連作短編集。表題作のみアンソロジーで既読。お秀は白井屋の娘だが絵師と駆け落ちしたために勘当のような立場で貧乏長屋暮らし。4代目の太一郎の妻・お真紀が破談になった最初の婚約者の呉服屋をこっそり訪ねてみる場面がおもしろい。あったかもしれないもう一つの人生は意外なもので…人生は塞翁が馬ですよねえ。お秀の娘・美代と太一郎の息子・一之助の今後を見たいので続編希望。2023/07/03

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