出版社内容情報
その旅は下北半島から始まった──。漫画家つげ義春、写真家の北井一夫、記者の大崎紀夫の3人が、1969年から75年にかけて日本各地の風景の中にたたずみ、旅した記録を50年ぶりに復刊。東北の湯治場、四国おへんろ、国東半島など、味わい深き土地の記憶が立ち上る。
内容説明
漫画家・詩人・写真家の3人が巡った失われゆく日本の風景への旅「アサヒグラフ」での連載に加え、「グラフィケーション」の旅、「るうじん」の座談、さらに50年ぶりの鼎談も初収録。「流れ雲旅」完全版!
目次
下北半島村恋し旅
東北湯治場旅
北陸雪中旅
四国おへんろ乱れ打ち
国東半島夢うつつ旅
篠栗札所日暮れ旅
秋葉街道流れ旅
最上川、里の渡し舟
放談会 流れ雲旅余聞(つげ義春・大崎紀夫・北井一夫・藤原マキ・近藤承神子)
異空間への旅人・つげ義春(文/大崎紀夫)
鼎談+1 五十年目の「流れ雲」(つげ義春・大崎紀夫・北井一夫・つげ正助)
著者等紹介
つげ義春[ツゲヨシハル]
1937年東京生まれ。54年に漫画家デビュー。貸本漫画などで活躍したのち65年より「月刊漫画ガロ」に短編を発表、「李さん一家」「海辺の叙景」「ねじ式」などで独自の境地を拓く。作品集に『無能の人』ほか、『貧困旅行記』などエッセイも執筆。2017年日本漫画家協会賞大賞受賞。20年アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞受賞。22年日本芸術院会員となる
大崎紀夫[オオサキノリオ]
1940年埼玉県生まれ。63年東京大学文学部仏文科を卒業後、朝日新聞社入社。「俳句朝日」「短歌朝日」編集長を務めた。退社後2001年より俳句結社「やぶれ傘」を主宰
北井一夫[キタイカズオ]
1944年満州生まれ。65年日本大学芸術学部写真学科を中退、写真集『抵抗』を発表。71年『三里塚』を刊行、翌年日本写真協会新人賞を受賞。シリーズ「村へ」で76年に第1回木村伊兵衛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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