ガリバー旅行記

個数:
電子版価格
¥1,999
  • 電書あり

ガリバー旅行記

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月24日 10時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 491p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022518651
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1726年にロンドンで刊行された『ガリバー旅行記』は、アイルランド出身の聖職者でジャーナリストのジョナサン・スウィフトが書いた4部構成の諷刺小説です。現在にいたる300年のあいだ、世界中の子どもと大人に読み継がれてきました。次々と起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈抜きの面白さ!本書は定評と実力をそなえた米文学者の柴田元幸が、「お茶の間に届くこと」を意識して、朝日新聞に好評連載した翻訳の書籍化です。夏目漱石は『ガリバー旅行記』の諷刺の特質を論じて「古今の傑作」と高く評価し(『文学評論』「スウィフトと厭世文学」)、20日世紀の傑作諷刺小説『動物農場』や『一九八四年』を描いたジョージ・オーウェルも「飽きることなどまずあり得ない本」と賞賛しました(「政治対文学――『ガリヴァー旅行記』論考」)。物語は嵐にあって船が難破、必死に泳いで辿り着いた島が小人国のリリパット。そして次には巨人国のブロブディングナグ、空飛ぶ島のラプータ、支配される島のバルニバービ、フウイヌムと呼ばれる馬たちが暮らす理想郷へと……4部構成で縦横無尽にすすみゆきます。訳者解説では『ガリバー旅行記』の出たとこ勝負で縦横無尽に進んでいくストーリの面白さの特質が分析されています。作品を創造的に描きこんで連載時より好評を博した挿絵の平松麻による口絵4頁つき。◯目次出版者から読者へ 第1部・リリパット国渡航記  第2部・ブロブディングナグ国渡航記  第3部・ラプータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリブ、日本渡航記  第4部・フウイヌム国渡航記  ガリバー船長から縁者シンプソンへの手紙  告   解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイス

86
冒険譚としても辛辣な風刺としても一級品のおもしろさ。さすが世紀を超えて読み継がれる本はモノが違う。人間の作った制度や仕組みへの怒涛のダメ出し。小人や巨人たちの国のあり方と比較しながら、ひねりの効いたユーモアが繰り返される。ナンセンスなようでいて、どこか思い当たるスレスレのラインか絶妙で痛快。中でも4つ目のフウイヌム国における馬と人間ヤフーとの対比は抱腹絶倒、スウィフトか自らの不遇の体験をぶちまけてる感もありまさに壮観。「それでも私は人間が好きなのだ」という柴田さんの解説もまた最高のガイダンスとなっている。2023/04/19

帽子を編みます

61
ガリバー旅行記、振り返ってみれば、岩波文庫、新潮文庫、最近では高山宏訳も読みました。今回は柴田元幸訳です、この訳は頭にスッキリ入ってくる感じ気に入りました。注釈も見開き左手に入ってすぐ読めるのも良いです。当時の政治や社会情勢をめぐるひやかし、スウィフトの著作をめぐる考察、注釈を読むのも楽しく感じます。今回はリリパット国での子どもの養育(ギリシアスパルタ方式)、各国での法律問題、裁判のあり方など細かいところが気になります。比較して読むわけではないのですが、新訳が出れば読まずにいられない。お気に入りの本です。2023/01/18

tokko

31
子どもの頃に読んだ世界の名作では、だいたい小人の国のリリパッド国、巨人の国のブロブディングラグ国で終わっていると思います。(ちなみに小学生の娘の本では二つの国で終わっていますが、ちょこっとだけ他の二つの国も紹介してありました)小人の国と巨人の国もエッジが効いていますが、やはり最後のフウイヌム国は攻めすぎでしょう(笑)主従逆転、人類の客体化、ここまで痛烈な風刺が18世紀によくぞ刊行できましたね。2022/12/11

ズー

20
面白かったーーー!!!ガリバーといえば絵本とかで読んだ記憶だったけど、こんな長編だったとは!好きな翻訳家さんだったし、分厚いけどチャレンジしてみようと思い読んでみたんだけど、まぁ面白い。ワ●ピースのアイデアも結構ここから来てるのでは?と思ったり。とても300年前の話とは思えない。注釈でこれまた面白さ増すし、最高の一冊。2022/11/28

みゆき・K

19
夏目漱石が「古今の傑作」と評した作品。ほぼ三百年前の作品が柴田氏の名訳で蘇る。運を身に委ね海に出て遭難したガリバー。辿り着いたのは、小人の国、巨人の国、空飛ぶ島、最後に馬が支配する国へ。僅かではあるが、オランダからイギリスヘの足掛かりとして日本にも滞在している。痛烈な風刺と人間社会への批判。第4部の馬の国では、人間と馬の立場が逆転。人間批判がさらにパワーアップする。読み終える頃には人間であることがすっかり嫌になった。三百年前からちっとも変わらぬ人間。こんな愚かな生き物、ほかにはいない、そう教えてくれます。2023/01/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20248140
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。