植物忌

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植物忌

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  • サイズ 46判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022517609
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

書きおろし・単行本未収録作を含む全11編、異色の植物小説集いとうせいこう氏、絶賛?「植物へ植物へ、ヒトが溶けて滲み出す。これは多方向的で悦ばしい『変身』の群」アイビーを体に生やして着飾るうちに植物化した人間たちの幸福な未来を描いた「スキン・プランツ」、蜂起する植物たちと特殊工作員ネオ・ガーデナーが対峙する「始祖ダチュラ」等、11編。ヒトが植物の世界に取り込まれていく虚構に、現代社会への痛烈な批判を込める――。■収録作品避暑する木ディア・プルーデンス記憶する密林スキン・プランツぜんまいどおし植物転換手術を受けることを決めた元彼女へ、 思いとどまるよう説得する手紙ひとがたそう始祖ダチュラ踊る松桜源郷喋らんあまりの種― あとがき■著者プロフィール星野智幸(ほしの・ともゆき)1965年、米ロサンゼルス生まれ。早稲田大学卒。新聞社勤務を経て、1997年、『最後の吐息』が文藝賞を受賞しデビューする。2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、03年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、11年『俺俺』で大江健三郎賞、15年『夜は終わらない』で読売文学賞、18年『?』で谷崎潤一郎賞を受賞。ほか『植物診断室』『呪文』『未来の記憶は蘭のなかで作られる』『のこった もう、相撲ファンを引退しない』『星野智幸コレクション』『だまされ屋さん』など著書多数。

内容説明

書きおろし含む11編、異色の植物小説集!

目次

避暑する木
ディア・プルーデンス
記憶する密林
スキン・プランツ
ぜんまいどおし
植物転換手術を受けることを決めた元彼女へ、思いとどまるよう説得する手紙
ひとがたそう
始祖ダチュラ
踊る松
桜源郷
喋らん

著者等紹介

星野智幸[ホシノトモユキ]
1965年、米ロサンゼルス生まれ。早稲田大学卒。新聞社勤務を経て、1997年、『最後の吐息』が文藝賞を受賞しデビューする。2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、03年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、11年『俺俺』で大江健三郎賞、15年『夜は終わらない』で読売文学賞、18年『焔』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

196
星野 智幸は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、不条理植物幻想譚連作短編集でした。オススメは、『避暑する木』&『桜源郷』&『喋らん』です。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001203.000004702.html2021/06/12

はっせー

64
不思議な小説が好きな人や植物が好きな人に読んで欲しい本になっている!読書友達からいただいた本。読んでいてとても不思議な気持ちにさせてくれるものであった。植物と人間との境界線がなくなりつつある世界の短編物語。読み終えて考えることは人間とはなにか。自然との共存とはなにか。そんなことを考えさせてくれる本になっている!まだまだ考える余地が多い本であった!2024/03/05

千穂

42
植物と動物の境界が、曖昧になっていく。頭にアイビーとか生やしたり。かなり不気味なSF的なストーリー。もっと美しいものを想像していたので、ちょっと自分好みの作品ではなかったかな?じぶんも植物を枯らしてしまうことは多いが、枯らした植物を再生させようと努力したり。自分にもからしや的要素がありそうだ。2021/06/21

りー

34
げっそり読了。文章酔い。一人称で書かれているのに途中で語り手が変わったり地文が入ったりして、ぐるぐる(@_@)する。視界が急に変わって酔う状況を意図的に作っている作品。あえて例えるなら、強引に引きずり込まれる初期の神林長平と胡散臭~い中島らもを足して2で割り、植物を入れた感じ。人間とその他脊椎動物が滅んだ後は、植物が生き残るのでしょうか。掌編12で構成されていますが、ほぼ全て設定が違い、共通するのは「植物の殿堂『からしや』」という店が出てくる点。からしや=枯らし屋、だそうで。作者の哄笑が聞こえる…。2021/09/30

ぽてち

31
植物と人との関わりを描いた短篇連作。「Made In Plants」というシリーズものではより明確になっているが、幸福な共存というわけではないのは本書のタイトルに“忌”の字が入っていることからもわかる。どの作品も奇想に満ちていておもしろかった。自宅の庭を自然に返して久しいが、ガーデニングが趣味の人ならより楽しめる(もしくはおののく)かもしれない。2021/06/05

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