出版社内容情報
朝日新聞夕刊連載の単行本第16弾。ドラマや舞台の裏話から、愛息がはまっているダンゴムシの成長期、さらに影響を受けたハリウッド作品や名優たちについてまで多彩な話題をお届け。巻末には映画「記憶にございません!」公開記念の期間限定ブログを収録。
内容説明
「幕は開けましょう。彼女の代役は僕がやります」昼公演の直後、出演女優の一人が倒れてしまう。舞台に重苦しい空気が漂うなか、無謀にも思える脚本家の提案には勝算があった。開演30分前、何も知らない観客が劇場に入ってくる―。映画「記憶にございません!」公開記念の限定ブログを完全収録。
目次
連続ドラマのわくわく感
あの三人とネットで冒険
五分ドラマに三人が集中
口髭のバイプレーヤー逝く
脱帽、博士の記憶と筆力
息子好み「SW」の脇役
初めて知った「脚本家」
十八歳で書いた戯曲は
若く見えるが、意外に
インフルで降板ショック〔ほか〕
著者等紹介
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961年生まれ。脚本家。舞台作品・テレビ作品・映画監督作品など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶モナカ
29
地元の図書館から借りて読んだ。いろいろ舞台、映画と行き来して活躍されている三谷幸喜さんの仕事の裏話。時折、息子さんと夢中になった特撮戦隊モノの話題。前の巻が、なんとなく面白くなかった印象があったけど、面白かったので満足。役者の話をしている時の書きぶりが良い。愛に溢れた温かい人柄が伺える。と言うか、好きな人としか、仕事していないのか。2021/08/01
ひさしぶり
21
おまけの「記憶にございません!」の裏話にニヤつく。何だろうねぇ、本編よりもNGシーンやアドリブの方が面白かったりするのは、おまけ効果? 笑いで台詞が消えない字幕ね。劇場が呼吸をするみたいに爆笑で揺れる、喜劇作家だけでなく関係者は嬉しいだろうね。映画宣伝の為にバラエティー番組まで出る監督って懐がでかいのか安っぽいのか?2021/08/03
とこっぷり
21
必ず購入して読むこのシリーズ。ここ1・2冊、三谷節がいまいち?と思っていたのですが、今回は面白かった!!ただ、記憶にございません、の記憶がかなり曖昧になっているので、すぐに映画を見なければ!と思った(手中にはまっているか 笑)。息子さんとのエピソード、挿絵のエピソード、ほっこりしました2021/07/28
やじかな
21
三谷幸喜さん好きです、と言ったことがあって、それからこのシリーズを送っていただくことが何度か。でも、もしかしたらちゃんと読んだのは初めてかも。何故なら、新聞連載をかつてはちゃんと読んでいたから。 今から2年ほど前のコラムをまとめたものですが、クスっと笑える箇所もたくさんあり、やっぱり三谷さん、好きだなぁ、と改めて思いました。2021/04/30
宇宙猫
20
★★★ 映画や舞台にはあまり関心がないけど、舞台裏の話は楽しく読めた。特に息子さんとのエピソードが話がおもしろくて良かった。2022/07/11