一門―“冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?

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一門―“冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022516824
  • NDC分類 796
  • Cコード C0095

出版社内容情報

将棋棋士・森信雄。彼は夭逝の棋士・村山聖だけでなく、棋界最多のプロ棋士を育て上げた。「森先生が師匠で良かった」と弟子たちは語る。「さえん」師匠がなぜ強い弟子を育てられたのか。何十年にもわたる師匠と弟子の、夢と挫折の物語。

内容説明

「負けました」と何度も頭を下げながら、最多のプロ棋士を育てた師匠がいた―。羽生善治九段が語る師弟論を特別収載。

目次

1 “さえん棋士”の誕生(棋士を目指す;大阪へ)
2 聖が残したもの(どん底で出合った湖―増田裕司;破門されかけた唯一の弟子―山崎隆之;遅咲きの末に辿り着いた境地―安用寺孝功;「おかみさん」誕生;強い棋士はなぜ優しくなれるのか―片上大輔;“怪物くん”の頭脳―糸谷哲郎;兄の死)
3 泣いたあの日のこと(異能の少年棋士から一門へ―澤田真吾;転機となった羽生善治との戦い―大石直嗣;「けっこう命がけで将棋をしている」―室谷由紀;超合理主義者の師匠愛―千田翔太;唯一夢中になれた道を―竹内雄悟;10年かけて、夢が叶わないことを知る―棋士になれなかった弟子;いつも静かに泣くことを覚えた―山口絵美菜;女流棋士の道を選ぶということ―石本さくら)
4 最後の「負けました」(危機を救った師匠の「妙手」―西田拓也;森信雄、引退;一門の知恵を借りて―石川優太;教えるのは将棋だけではない)
特別章 羽生善治が語る師弟論

著者等紹介

神田憲行[カンダノリユキ]
1963年大阪府生まれ。ノンフィクションライター。関西大学法学部卒業後、故黒田清氏の事務所を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

97
今、将棋界で最大勢力を誇る森信雄七段一門。十五人の弟子たちが登場するが、棋風も、経歴も、個性も全く異なった群像に驚く。師匠にどんなに凄い教育論・組織論があるのかと思いきや、そんな発言は一切出てこない。そもそも、○○論という公式すらないのかもしれない。安直にマニュアルやノウハウを求める現代において、森さんがしているのは、一人一人の個性を理解し、一所懸命に愛することだけ。それがどれほど稀有なことかを、弟子たちはちゃんとわかっている。著者の師匠は黒田清さん。師匠譲りの思いやりに満ちた温かい文章が心に沁みる。2021/12/07

禿童子

43
将棋界でも一人の師匠が15人の弟子を棋士にまで育て上げるのは聞いたことがない。森信雄という、棋士としては「冴えん」師匠が、『聖の青春』のあの村山聖を献身的にサポートし、阪神淡路大震災の犠牲になった船越隆文の死に涙する姿に感動する。三段リーグという地獄にあえぐ弟子たちに「群れるな」「一人旅をせよ」「コーヒーはブラックにしろ」「将棋ソフトを使ってみたら」というアドバイスの妙手を繰り出すのは、弟子への愛情が感じられ、時としてユーモラスな森の人柄が現れる。糸谷、山崎、千田、室谷など、どの弟子も個性的なのが嬉しい。2021/10/13

チャッピー

35
「聖の青春」を読んだ時に故・村山九段はこの師匠の弟子でよかったなぁと思ったその人・森信雄七段についての本。“冴えん師匠”とは失礼な副題だと思うがこれは本人の口癖らしい。弟子たち一人一人に語る師匠との関わりを読むにつれ、森師匠の人柄が見えてくる。ちょっといい加減なとこもあるけど、大事な時に皆の心の支えになっている。将棋界最大の15人の弟子の中には女性棋士もいて、彼女たちの将棋に対する姿勢もまた興味深かった。2020/09/25

akihiko810/アカウント移行中

30
将棋界で最大勢力を誇る森信雄七段一門。森師匠と十五人の弟子たちにインタビューしたルポ。印象度B+  故・村山聖、山崎、糸谷など強豪を抱える森一門。決して強い棋士ではない森がなぜここまで大きな一門になることができたか、という内容。これはやはり森の人柄、というか人徳が大きいのだろう。阪神震災で、亡くなった弟子よりも自身の対局の心配をした山崎を破門し、それでもやっぱり心配だから弟子復帰させたエピソードがそれを物語る。森に焦点を当てた本、というより「一門全体」が主役になっていて、将棋本としてとても面白かった2022/01/09

29
「他の子の将棋を邪魔したり、いつもすっと解けてる詰将棋が解けなかったりする子がいるんです。そういう子はなんか理由があるんですよ。朝ここに来る前にお母さんに叱られたとかね。そういう理由を探っていって、子どもが抱えている問題を解決してやる。それが面白い」この台詞に師匠の人となりが凝縮されている。弟子の中ではやっぱり山ちゃん(山崎八段)が好きだ。人間くささとか、なぜか憎めない天の邪鬼なところがたまらない。うらやましいのは糸谷先生。月に100冊読めちゃう速読術の持ち主だという。2022/05/31

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