グッドバイ

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  • サイズ 46判/ページ数 359p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022516473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「海はこの世界のどこにでもつながっとるばい」幕末長崎の女商人・大浦慶。大志を胸に日本茶の輸出へと賭けに出た彼女が、大成功と転落のはざまで経たいくつもの出会いと別れ。彼女が目指したもの、失ったもの、手に入れたものとは。好評新聞連載、待望の刊行。

内容説明

長崎の油商・大浦屋の女あるじ、お希以―のちの大浦慶・26歳。黒船来航騒ぎで世情が揺れる中、無鉄砲にも異国との茶葉交易に乗り出した。商いの信義を重んじるお希以は英吉利商人のヲルトやガラバアと互角に渡り合い、“外商から最も信頼される日本商人”と謳われるようになる。やがて幕末の動乱期、長崎の町には志を持つ者が続々と集まり、熱い坩堝のごとく沸き返る。坂本龍馬や近藤長次郎、大隈八太郎や岩崎弥太郎らとも心を通わせ、ついに日本は維新回天を迎えた。やがて明治という時代に漕ぎ出したお慶だが、思わぬ逆波が襲いかかる―。いくつもの出会いと別れを経た果てに、大浦慶が手に入れたもの、失ったもの、目指したものとは―。円熟の名手が描く、傑作歴史小説。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞しデビュー。14年に『恋歌』で直木賞、『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、15年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、16年『眩(くらら)』で中山義秀文学賞、17年『福袋』で舟橋聖一文学賞、18年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、19年『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、同年、大阪文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

244
幕末・明治維新に奮闘する女将つぁま、長崎の油屋、大浦屋お慶さんに、日ノ本の商人の誇りば見せつけられるばい。本当に凛としてるばい。茶葉交易による利益を、こん国のために動く者を、その志を援けるために注ぎ込む。夢半ばに逝ってしまった龍馬たちに、よかさよならをしたと言えるとやろか。グッドバイやった、と。こん国ば好いとる異国の友人たちにもバイバイばい。長崎の行事、おくんち・精霊流しや、嬉野の茶畑が美しく描かれて嬉しいばい。維新もの好きは必読ばい。2020/01/21

なゆ

179
幕末の長崎に存在した凄腕の女商人、大浦慶(希以)。“茶葉貿易の先駆け“と言われてもピンと来ないが、すごい行動力と見極めと、そして時代の運も味方につけていた。油商い大浦屋の女主人というだけでも大変な時代に、あの頼まれごとから閃いての行動たるや。異国人相手に日本の商人の信用度を認められ、押しも押されもせぬ茶葉貿易商に。長崎に出入りする志士たちとの交流とその後も興味深い。父親や詐欺など自分にとってマイナスな出来事も、目をそらさずキッチリ取り組みプラスにしてしまう…そんなお慶さんをメインの大河が観たいぞー。2020/01/04

とろとろ

172
長崎の日本茶輸出貿易商人大浦慶の生涯。初めてその存在と活躍を知る。幕末から明治に活躍した女性商人で日本茶輸出貿易の先駆者だそうな。長崎では他に楠本イネと道永栄という女性の商人もいて長崎三女傑と呼ばれている。この本を読まなければ、長崎の歴史を知っている人以外は知らなかっただろうと思う。この前も吉原創設の女主人の話だったな。最後はいつもなんだか夢みるように終わる。今回調べてみれば、最後は57歳で死ぬ寸前に明治政府から茶業振興功労褒賞と金20円を贈ったとある。参考文献がたくさん。学術書的な価値もあるのかしら。2020/02/19

のぶ

160
長崎の実在の女商人の半生を描いた物語だったが、優れた人物造形と的確な時代描写で、楽しく読む事ができた。時代は幕末。浦賀に黒船が来航したという事件が長崎に伝わって来る。当時、油問屋を営んでいた大浦屋の娘、希以(後の慶)は店が火事で焼け落ち、父は出奔、迎えた婿も気に入らず、大浦屋を支えることになる。幕府は開国を受け入れ、長崎でも貿易が盛んになってくる。慶は茶葉を売り込む事に活路を見出し、商売を広げていく。途中、波風は立つものの、秀でた経営力と交渉術。まかてさんは面白い人物に陽をあてたものだ。傑作だと思う。2019/12/08

初美マリン

153
幕末の商人大浦慶、自分に言い訳しないで立ち向かう。困難にも自分を見捨てた父すらも自分に約束したからと面倒みる。あの時代を自分を信じて生き抜いた。いつの日か自分自身に心から気持ち良くグッドバイと言えることができたらと願う2020/10/09

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