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出版社内容情報
創設時に埋め込まれた三つのバグによる軍システムの暴走こそが、近代日本の悲惨な終焉をもたらした。外交文書、政治家の日記など膨大な史料から亡国の危機へと導いた根源を浮かびあがらせる。気鋭のイスラエル人研究者による新しい近代史。
内容説明
西南戦争、閔妃殺害、張作霖爆殺、二・二六事件など、なぜ兵士はたびたび政府や軍上層部の意向を無視し、暗殺、暴動、クーデター遂行へと突き進んだのか。富国強兵のスローガンとともに近代日本に埋め込まれた三つのバグを鍵に、若きイスラエル人軍事史家が読み解く新しい近代史。
目次
志士―不服従のルーツ‐一八五八~一八六八
第1部 動乱の時代―一八六八~一八七八(宮城の玉―新しい政治秩序‐一八六八~一八七三;止まることなく―軍人不服従と台湾出兵‐一八七四;破滅的な楽観主義―一八七〇年代の反逆者と暗殺者‐一八七六~一八七八)
第2部 軍部独立の時代―一八七八~一九一三(黄金を喰らう怪物―軍部独立と統帥権‐一八七八;煙草三服―三浦梧楼と閔妃暗殺‐一八九五;三幕のクーデター―大正政変‐一九一二~一九一三)
第3部 暗い谷底へ―一九二八~一九三六(満州の王―河本大作と張作霖暗殺‐一九二八;桜会―反抗から反乱へ‐一九三一;水のごとく―二・二六事件と不服従の極点‐一九三六)
著者等紹介
オルバフ,ダニ[オルバフ,ダニ] [Orbach,Danny]
1981年イスラエル生まれ。ハーバード大学で博士号(歴史学)取得。専門は軍事史、日本および中国近現代史。イスラエル軍情報部に勤務後、テルアビブ大学、東京大学、ハーバード大学で歴史学と東アジア地域学を学ぶ。歴史学者、評論家、政治ブロガーとして、ドイツ、日本、中国、イスラエルと中東の歴史に関する考察を精力的に発表している。現在はエルサレム・ヘブライ大学アジア学部の上級講師
長尾莉紗[ナガオリサ]
英語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒
杉田真[スギタマコト]
英語翻訳者。日本大学通信教育部文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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