出版社内容情報
1955年、日ソ国交回復交渉の最前線に立った「日本側全権」松本俊一が知られざる舞台裏を明かす名著に、両国の共同資料と佐藤優氏の最新解説を収録する増補版。北方領土の「四島返還」か「二島先行返還」かをめぐり戦後70余年解決をみなかった領土交渉のすべてがわかる。
内容説明
重要証言を含む「禁断の書」、大幅増補して緊急復刊!佐藤優氏の最新解説と日露両政府の共同資料集収録。
目次
第1章 発端
第2章 第一次ロンドン交渉(一九五五年六月~九月)
第3章 保守合同と日ソ交渉
第4章 第二次ロンドン交渉(一九五六年一月~三月)
第5章 日ソ漁業交渉と日ソ国交正常化
第6章 第一次モスクワ交渉(一九五六年七月)
第7章 第二次モスクワ交渉(一九五六年九月~十月)
第8章 むすび
著者等紹介
松本俊一[マツモトシュンイチ]
元駐英大使・元自民党代議士。1897年、台湾・台北市生まれ。東京帝国大学卒業後、外務省入省。条約局長、外務次官、駐仏印・駐英各大使などを歴任。1955年、衆議院議員当選(3回)。同年6月、日ソ国交回復正常化の全権となり、56年10月、鳩山一郎・河野一郎氏らと並んで日ソ共同宣言に調印するまで終始交渉の矢面に立った。65年、外務省顧問としてベトナム、中国を訪問。87年1月死去
佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年生まれ。同志社大学神学部卒業。同大大学院神学研究科修了。85年、外務省入省。在ソ連日本国大使館勤務。北方領土問題など対ロシア外交で活躍。同志社大学神学部客員教授、同大特別顧問、名桜大学客員教授。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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