出版社内容情報
パナマ文書で一躍注目を集めたICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)に見られるように、報道の情報源たる内部告発の形は大きく変容しつつある。ICIJと提携してきた朝日新聞の記者が、パナマ文書に代表される国際協働の舞台裏を照らす。
内容説明
「税の楽園」に集うセレブたち。その代償は誰が払うのか?富める者をさらに富ませ、貧しい者をさらに貧しく―世界中で格差を広げる租税回避。その理不尽な仕組みへの怒りから発したであろう10年前にはあり得なかったメガ内部告発、そしてメガ調査報道の潮流を、源までさかのぼって見せる。
目次
第1章 パラダイス文書の登場人物
第2章 国際調査報道をノックした日
第3章 アメリカ調査報道の現場を追う
第4章 ICIJとタックスヘイブン秘密ファイル
第5章 「パナマ文書」報道の舞台裏
第6章 リークの連鎖、とまらず
第7章 パラダイス文書、解禁
著者等紹介
奥山俊宏[オクヤマトシヒロ]
朝日新聞編集委員。1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary」の編集も担当。2011年、米非営利組織「ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)」のメンバーになる。ルクセンブルク・リークスやパナマ文書、パラダイス文書など租税回避地に関する秘密文書の解析と報道に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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