パラダイス文書―連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く

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パラダイス文書―連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022515063
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

パナマ文書で一躍注目を集めたICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)に見られるように、報道の情報源たる内部告発の形は大きく変容しつつある。ICIJと提携してきた朝日新聞の記者が、パナマ文書に代表される国際協働の舞台裏を照らす。

内容説明

「税の楽園」に集うセレブたち。その代償は誰が払うのか?富める者をさらに富ませ、貧しい者をさらに貧しく―世界中で格差を広げる租税回避。その理不尽な仕組みへの怒りから発したであろう10年前にはあり得なかったメガ内部告発、そしてメガ調査報道の潮流を、源までさかのぼって見せる。

目次

第1章 パラダイス文書の登場人物
第2章 国際調査報道をノックした日
第3章 アメリカ調査報道の現場を追う
第4章 ICIJとタックスヘイブン秘密ファイル
第5章 「パナマ文書」報道の舞台裏
第6章 リークの連鎖、とまらず
第7章 パラダイス文書、解禁

著者等紹介

奥山俊宏[オクヤマトシヒロ]
朝日新聞編集委員。1966年、岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary」の編集も担当。2011年、米非営利組織「ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)」のメンバーになる。ルクセンブルク・リークスやパナマ文書、パラダイス文書など租税回避地に関する秘密文書の解析と報道に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

37
日本の調査報道の第一人者である朝日新聞の奥山記者の新著。パナマ文書に続いて今年はパラダイス文書と国際的な特ダネを連発しているその舞台裏がわかります。海外メディアとの連携、違法ではないものを如何に報じるかなど悩みや苦労を重ねているんですね。これからの新聞が生き残る道のひとつが調査報道です。手間ひまをかけて、厚みのある記事を、フローではなくストックになるような記事をこれからも期待します。なお奥山記者は先日、現役記者では初めて司馬遼太郎賞を受賞しています。2017/12/11

ヒデミン@もも

25
ゼミの発表本。タックスヘイブンの話より、調査報道の話しだけど、さすが新聞記者。よくまとまっていて読みやすかった。2018/07/16

スプリント

8
パナマ文書に続いてパラダイス文書。当時は大きく騒がれましたがさほど世の中に影響を与えなかった気がします。2018/03/22

AokiSoken

2
パラダイス文書が公表されるまでの経過を綴ることで、調査報道、非営利の報道機関、内部告発などを取り上げている。企業や政治家の不正を暴く内部告発やそれに基づいた調査報道は公益につながるものであり、寄付文化の薄い日本で進むかはともかくとして、スポンサーの影響を受けにくい非営利機関がそれを担うという流れは理にかなっていると思う。2018/02/07

Sugh

1
パラダイス文書自体にはあまり触れられておらず,パナマ文書やパラダイス文書ができるまでが書かれている。 調査報道って大変なのね。研究みたい。2017/12/30

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