独裁国家・北朝鮮の実像―核・ミサイル・金正恩体制

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独裁国家・北朝鮮の実像―核・ミサイル・金正恩体制

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022514400
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0031

出版社内容情報

金正恩が瀬戸際外交を続ける理由は何か。脅威に潜む独自の合理性に、北朝鮮分析の第一人者・元公安調査庁幹部が迫る。

内容説明

「何をするかわからない」脅威に潜む独自の合理性と謎に迫る!なぜ国際社会を無視して、核実験を繰り返すのか?瀬戸際外交を続ける理由は何か?幹部の粛清、脱北はなぜ止まないのか?金日成、金正日、金正恩3代世襲制のカギは何か?なぜ36年ぶりに党大会が開かれたのか?「血の同盟」中国との関係はどうなっているのか?拉致問題に進展はあるのか?

目次

第1章 核・ミサイル開発の実態―北朝鮮の真の目的は何か
第2章 「瀬戸際外交」の行方―日本、韓国、中国、アメリカ、ロシアの対応
第3章 日本のインテリジェンス―北朝鮮分析の方法と情勢認識
第4章 プロの情報分析から見えること―国内政治・市場経済・党大会
第5章 金日成、金正日、金正恩―「世襲王朝」3代の変化
第6章 南北関係と日朝関係のこれから―「了解不能な存在」とどう向き合うのか

著者等紹介

坂井隆[サカイタカシ]
1951年生まれ。東洋大学法学部卒業。韓国・延世大学韓国語学堂留学。78年公安調査庁入庁。公安調査管理官、調査第二部長などを歴任。2012年退官。その後、北朝鮮軍から流出した大量の内部文書の分析に携わった

平岩俊司[ヒライワシュンジ]
1960年愛知県生まれ。87年、東京外国語大学朝鮮語学科卒業。95年、慶應義塾大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士課程単位取得退学。2001年博士(法学)取得。静岡県立大学国際関係学研究科教授などを経て、関西学院大学国際学部教授。17年4月から南山大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kiki

6
北朝鮮の内部事情に精通した2人が対話形式で現状を討論している。北朝鮮軍から流出した大量の内部文書の分析にも携わった人であるため、信憑性の高い内容が多い。金正恩は、金日成・金正日体制を掲げているものの、かなり独裁的な動きが多いのも事実。米韓の動きにも敏感に反応するため、トランプ政権の北朝鮮向けの軍事行為がどういった判断を下すのかにより、北朝鮮の動きは大きく変わる。近隣国であり、米国との関係が深い日本としては、これらの動向は気になるところ。ミサイル訓練はいつまで続くのか、心配は尽きないところである。2017/04/02

Baron

2
北朝鮮って、とかくテレビとかで「異常な国」という側面ばかりが報道される傾向があるけど、実際はちゃんと北朝鮮なりに戦略を練ってミサイルを飛ばしたり核開発をし、外交をおこなっているわけであって、決して狂人の集団ではない。レッテルを貼りすぎたら本来の姿が見えなくなる、という記述には納得。 北朝鮮に詳しい識者2人の対談だからこそ、冷静に淡々と語っていて好感がもてた本だった。2017/05/24

紙狸

1
巻末資料に、朝鮮労働党規約(2016年)、朝鮮労働党の新「十大原則」(2013年)など基本資料が掲載されている。北朝鮮に関する基本的概念が整理される。たとえば「先軍政治」については、「苦難の行軍」の混乱期に、軍の役割を最大限発揮して、なんとか首領制を維持しようとした(p178)。 2017/12/14

いとーちゃん

0
書店では明日にでも核攻撃か!みたいなノリの本も散見されますが、本書は客観的な情報分析、公正な解析を旨としており、変に煽るでなし、大変勉強になりました。2018/01/26

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