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池上彰が聞いてわかった生命のしくみ―東工大で生命科学を学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022514059
  • NDC分類 460
  • Cコード C0045

出版社内容情報

大人として最低限知るべき生物の知識について池上彰氏が質問。最先端の研究をしている東工大の教授が解説し、池上氏の視点で解釈。

目次

第1章 「生きているって、どういうことですか」(高校の教科書はなぜ変わったのですか;生命科学とはどんな学問ですか ほか)
第2章 「細胞の中では何が起きているのですか」(代謝とは何ですか;タンパク質は何をしているのですか ほか)
第3章 「死ぬって、どういうことですか」(細胞はいつも増え続けているのですか;細胞がいつもリニューアルしているって本当ですか ほか)
第4章 「地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」(地球上にこんなに多くの種類の生物がいるのはなぜですか;両親のゲノムから子どもの特徴は予測できますか ほか)
特別対談 「どうして今、生命科学を学ぶのですか」(東工大で生命科学が必修科目になったのはどうしてですか;高校までの生物の教科書はどうしてわかりにくいのですか ほか)

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学特命教授。慶應義塾大学卒業後、NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年からフリーランスとして多方面で活躍

岩崎博史[イワサキヒロシ]
1961年、鳥取県生まれ。東京工業大学教授。所属は科学技術創成研究院細胞制御工学研究ユニット。大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。文部省在外特別研究員としてYale大留学、横浜市立大学教授、東京工業大学大学院生命理工学研究科分子生命科学専攻教授などを経て、現職。文部科学大臣科学技術賞、日本遺伝学会木原賞などを受賞

田口英樹[タグチヒデキ]
1967年、兵庫県生まれ。東京工業大学教授。所属は科学技術創成研究院細胞制御工学研究ユニット。東京工業大学大学院総合理工学研究科生命化学専攻博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、東京工業大学助手、東京大学大学院准教授などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

139
東工大のせんせーが、生物を学んでこなかった学生向けに作った本。でも、研究者が書くと教科書みたいになって、とっつきが悪くなる。だから池上さんからの、インタビュー形式での本にしたのだと。確かに読みやすいと思います。 面白いなーと思ったのは、池上さんは得意の社会、経済、歴史の知識と対比して生物、生命を理解して行くのね。何でも勉強しなかんなーと思いましたね。

トムトム

29
とっても分かりやすい。でもちょっぴり面白くない。池上さんには芸人さんのボケ・ツッコミがある方が良いと思った。2019/10/02

ひろき@巨人の肩

27
Audiobookにて。生命科学とは、私世代の生化学に生物学を融合し、生命とは?をより突き詰めた印象。この構成だと生物学の毛嫌いは無くなりそうだと思う。当たり前だが、巷でよく聞くライフサイエンスは生命科学と気づく。分子レベルで見た時に、セントラルドグマが地球上での生存競争の勝者。タンパク質の再利用を管理するオートファジーや高次構造の制御をサポートするシャペロンなど、タンパク質にとても関心を持った。2018/09/06

シュラフ

27
池上彰さんってすごい。彼の手にかかると社会や歴史の話だけではなく、理系の話だって分かりやすくて興味深くなるのだから、さすがは池上彰。人文分野出身の私でも面白く読むことができた。この本では、細胞・DNA・遺伝子・ゲノムが語られて、読み手は生命科学というものに関心をもつ。人間というのは37兆個の細胞から成り立っているらしい。世の中、偉い人、すごい人、美しい人、などこちらが気後れしてしまう人が多くいるが、所詮は同じ細胞の塊りなのかと思うと気持ちが楽になる。と思うと、やはり人間というのは観念の動物なのかと思う。2017/10/20

赤い熊熊

22
この本を買った翌週だかその次の週だかに大隅良典先生のノーベル賞受賞のニュースが入りました。いいときに買ったもんです。池上彰先生の本をマメにチェックしていたので見つかった本でした。セントラルドグマとか遺伝暗号とかからオートファジーあたりのトピックを本当に簡単にだけ紹介してあるので、これで興味を持ったあたりについては、もうちょい専門の本をあたるのが良さそうです。ちなみに、遺伝子組み換え食品がそうも危険でないのは、中学校の生物学で十分理解できるはずだということは、この本ではっきりします。2016/10/31

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