アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022513892
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

トレードマークはアフロヘア、朝日新聞コラム執筆や報道ステーション出演などで話題を呼んだ稲垣記者。震災や節電、朝日新聞の報道姿勢など、大反響を呼んだ退職するまでの記事に加え、辞めた今だからこそ書けたことをまとめた一冊。

内容説明

朝日新聞「ザ・コラム」の連載でアフロヘアにした理由や節電生活の実態を率直に綴り、その新聞らしからぬ書きぶりから大人気に。「報道ステーション」「情熱大陸」などのテレビ番組にも相次ぎ出演、奇抜なヘアスタイルも相まって、大反響!そんなアフロ記者こと稲垣えみ子の退職までの3年間に朝日新聞紙上で書いたコラム記事と退職後に綴った書き下ろしエッセイをまとめた一冊。

目次

第1章 朝日新聞「ザ・コラム」の言葉(アフロの自由―人生は変えられる;皇后のうた―わがことであると思うひと ほか)
第2章 朝日新聞「社説余滴」&「葦」の言葉(「電気さん、ありがとう」;「客力」を身につけるには ほか)
第3章 Journalism「大阪社会部デスクから見た橋下現象」(「新聞の購読をやめます」の読者の声;方程式に当てはまらない政治家 ほか)
第4章 Journalism「それでもマスコミで働きたいですか」(特ダネとは無縁の記者だった;朝日が「誤報」認めて謝罪 ほか)
第5章 書き下ろし「閉じていく人生へのチャレンジ」(毎日が実験であり、冒険;冷蔵庫は本当に必需品か ほか)

著者等紹介

稲垣えみ子[イナガキエミコ]
1965年生まれ。朝日新聞社で大阪社会部、週刊朝日編集部などを経て論説委員、編集委員。2016年1月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なゆ

72
『寂しい生活』を先に読んで稲垣さんにハマり、朝日は読んだことないので新聞記者時代のコラムとか読んでみたいと思って。節電関係は内容がかぶってるとこもあるけど、新聞記者だった頃からの稲垣さんの気持ちの変遷がよくわかる。マスコミを目指す学生に向けた文章『それでもマスコミで働きたいですか』が、マスコミ人の葛藤も見えて面白かった。今はつるんとした記事が多いから、新聞読んでてもモヤッとすることが多いのね。文章も読みやすいし、これまでの本とこれからの本を楽しみに読もうと思う。2022/08/14

けんとまん1007

56
記者として何を書くのか?本当に難しいことなんだと感じた。どう書いても、いろんな見方をされるので、それも覚悟して。しかし、それ以前に反応がないのが一番辛いのだろうとも思った。自分を知り、社会を知り、どの視点からはいるのかが大切。しかし、これがなかなかできることではない。記事、コラムに限らず、何かを伝えるということには共通する。それにしても、わかりやすい平易な言葉で書かれているのが素晴らしい。2017/03/25

かずぼう

33
朝日新聞記者、自身もリベラルを名乗っているが、文面からは真っ当で素直で前向き。朝日に世間が同調しなくなった世相を的確に分析し、負けを認め、核心を突いてる。P157の記述は、ごもっとも。2023/07/24

シュシュ

33
面白かった。自分と同年代ということもあり、頷けることが多かった。若い頃はバブルの時代で、お金を稼いでは使って人生を謳歌していた世代が、電気を使わなくても、果てはお金を使わなくても、楽しく生きていけることを実証した。私は読んだだけだが、私の代わりに稲垣さんがやってみてくれたような気持ちになった。マスコミ希望の学生へ向けた文章が力強かった。「もし高給をもらえて、大会社で、ステータスも高いなんて理由でマスコミへ就職したいなんていう人がいたら、お願いだから絶対やめてほしい。第一、その既得権はすでに風前の灯だ」2017/03/10

なるみ(旧Narumi)

30
「魂の退社」を先に読んだせいなのかなんなのか、朝日新聞掲載のコラムは読みごたえあったけれど魂の退社の書き下ろしほど強く心を惹かれませんでした。逆に第5章の書き下ろし、「閉じていく人生へのチャレンジ」はとても面白く読ませていただきました。稲垣さんの他の著書もこれから読んでいこうと思います。2017/10/12

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