出版社内容情報
古希を迎えた著者が、年を重ねることについて綴るエッセイ。山田洋次、谷川俊太郎などに老いの深さ、面白みを聞く対談も。
内容説明
不要な欲望から自分自身をできるだけ解放してやろう。タフに、デリケートに、老いていこう。人生の景色がひろがる「生涯現役」のための本。柔らかく心深いエッセイ98と、山田洋次監督、谷川俊太郎さんほか人生の先輩5人との老いをめぐる対談も収録。
目次
69
抵抗と免疫力
朝方来たひと
「ゴーゴー!」
雪だるま
朝な夕なに
マンゾク
99歳
ワン!
偶像待望社会〔ほか〕
著者等紹介
落合恵子[オチアイケイコ]
1945年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」、オーガニックレストラン等を東京と大阪で主宰。総合幼児教育誌「月刊クーヨン」、オーガニックマガジン「いいね」発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ゆにこ
55
ふんわりした感じかと思ったら、原発や安保法案の話が多かった。一人暮らしが充実しているのは女友達の存在が大きいようだ。2016/05/03
団塊シニア
31
本と音楽を愛する落合さん、感性の豊かさは健在ですね、「暮らしの中にささやかな喜びや充実をどれほどもつかで人生の景色は確かに変わる」同世代として共感できます。2017/08/11
ルル
17
文章の内容も、構成も、生き方も・・、学ばせて頂けるお方です(*^^*)2017/07/24
toshi
11
14年から16年初め(著者69歳から71歳の誕生日頃)までに週刊朝日に連載されたエッセイ。 タイトル通り「老い」に触れた内容のものも多いけれど、安倍政権に対する批判の方がメインテーマと言えるくらい登場する。 彼女のような歳の取り方は悪くないな。。2016/04/30
わんつーろっく
10
「あなたの元気のもとは、その食欲と憤りね」はい、異論なしとおっしゃる落合さん。懐古趣味的な描写も多いなと感じることもあるが、常に前を向いて,歯に衣着せぬ物申す生き方に共感している。折柄、自民党の圧勝、トランプ大統領の来日と続き、今日もどこかで吠えておられるのだろう。お声は文化放送時代から変わらぬ美声で過激。 Today is the first day of the rest of your life.この言葉、落合さんから私のこころにストンとダイブしている。2017/11/08