抗争―巨大銀行(メガバンク)が溶融(メルトダウン)した日

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022513113
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2011年3月、東日本大震災義捐金振込の集中により、ミズナミ銀行ATMに巨大システム障害が発生した。頭取の八神は責任を取って辞任に追い込まれる。太洋産業銀行、扶桑銀行、日本興産銀行の3行が合併して誕生したミズナミ銀行は、それぞれが派閥を形成し信頼回復そっちのけで主導権争いを展開していた。やがて系列のクレジット会社による暴力団不正融資が発覚、コンプライアンス統括部次長の橋沼康平と警視庁組織犯罪対策部の齊藤弘一は真相解明に動き出す。その直後、コンプラ統括部の北沢敏樹が何者かに刺殺された。手口の鮮やかさからプロの犯行と思われたが……。システム障害、暴力団不正融資、行員刺殺事件、社内闘争に明け暮れる経営幹部たち――元みずほ銀行マンの著者が日本組織の病巣を深くえぐる傑作長篇ビジネス小説!!

内容説明

ATMシステム障害、暴力団不正融資、そして行員刺殺事件…存亡の危機に瀕するミズナミ銀行は再生できるのか!?日本組織の病巣を深くえぐる長篇経済小説。

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学卒。1977年、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。1997年、旧第一勧業銀行総会屋利益供与事件では広報部次長として混乱の収拾に尽力。2003年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

32
みずほフィナンシャルグループで実際に起きたコンプライアンス違反事件をベースに描いた経済小説。銀行内のどろどろした権力闘争に、高杉良の「金融腐食列島」を思い出しました。最近は池井戸潤さんの半沢シリーズのような「勧善懲悪系」が主流になっているだけに、逆にこの手のタッチの小説、懐かしいですね。2015/10/27

Yunemo

16
システム障害、反社会不正融資、詐欺、検査忌避、殺人と新聞を賑した事件等、全て盛り込んでの大作といえるのでしょうが。その根源が内部の権力闘争にあるとの切り口。それぞれの立場で人が動きます。でもこれだけ盛り上げておいて、解決のところまで記さずに曖昧に、読む側にとっては欲求不満だけが残ります。でも垣間見られる著者自身への表現に、ちょっとだけ含み笑い。あの時代を感慨深く思い出して。それにしても、このところ報道される上場企業の諸問題を思うと、コンプライアンスって何なんだろう、その徹底って何?と改めて実感、読了です。2015/11/03

toshi

11
銀行内の権力抗争と、銀行を舞台にした詐欺事件、そして殺人事件と読み応えのある内容。ただしどの話も解決しないで終わっている。ただ明らかに、みずほ銀行を下敷きにしている。この著者は「翼、ふたたび」のJALや、「小説金融庁」など実在の企業や事件をモデルにした小説が多い。この小説も実際のみずほ銀行と舞台も事件もあまりにも重なっていて、読んでいて混乱してしまう時がある。 事実をモデルにするのはいいけれど、今後はここまで取り込まずにもう少しオリジナルな方向に持って行って欲しい。 せっかく面白い話を書いているのに残念。2015/10/22

Ken

7
東日本大震災義援金の振込み集中によるATMシステム障害、系列クレジット会社による暴力団不正融資、詐欺未遂、検査忌避、そして行員刺殺事件が発生。3行合併による巨大銀行のミズナミ銀行の再生を目指したドラマ。こんな銀行があったのか?(笑)2017/04/06

クルミ

4
三行合併により誕生した巨大銀行。派閥争いが絶えない。システム障害・暴力団への融資・密かに詐欺の話まで。問題を抱えるうちに行員が刺殺される。こういう銀行が本当にあるのですか?派閥争いにしても、あまりにも無責任。最後問題解決した様には思えませんが、これで終わりですか?続きは?消化不良です。2017/06/07

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