メアリー・スーを殺して―幻夢コレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022513106
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ビッグネーム乙一を筆頭に、せつない恋愛を描く中田永一、時代ホラーの山白朝子、すべて単行本未収録の奇想小説集。目玉は幻の作家・越前魔太郎による書き下ろし作品。合わせて7編の夢幻の世界を、安達寛高氏が全作解説。豪華絢爛なアンソロジー。

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

中田永一[ナカタエイイチ]
2005年「百瀬、こっちを向いて。」でデビュー

山白朝子[ヤマシロアサコ]
2005年「長い旅のはじまり」でデビュー

安達寛高[アダチヒロタカ]
1978年生。出身は福岡県。枕木憂士の名義で映画エッセイを寄稿したこともある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

406
乙一は面白そうな新作が出ると読む作家です。今回、乙一とそれ以外の作家の幻想小説のアンソロジーだと思っていたら、ペンネームが違うだけで全て乙一作だったんですネ。ころっと騙されました。どの作品もGOODですが、オススメは「山羊座の友人」、「メアリー・スーを殺して」、「エヴァ・マリー・クロス」です!本名で解説を書いていますが、4種類のペンネームはどう使い分けているのでしょうか?2016/04/23

❁かな❁

247
めっちゃ豪華な乙一さんの1人アンソロジー♬乙一さんの別名義の作品がまとめて1冊で読めるなんてビックリ!(笑)山白朝子さん、越前魔太郎さんは初読み!やっぱり乙一さん、中田永一さんの作品が好み♪お気に入りは以前から読みたいと思っていた「山羊座の友人」「宗像くんと万年筆事件」!特に「山羊座の友人」すごく良かったです★漫画にもなってますよね!震災後に書かれた「トランシーバー」も心に残ります*それぞれのお話の最初に各著者の紹介(解説)があり、それもいいです!「メアリー・スー〜」のみ既読。乙一さんやっぱりスゴイです♡2016/03/08

yoshida

246
乙一さんの発想の豊かさ、幅広い着想に感嘆する作品集。ホラー、ミステリ、切なさ、希望。様々な要素が詰まっている。しかも個々の作品が粒揃い。完成度が高いと唸らされる。「トランシーバー」以外は未読。読みやすくもあり、豊かな読書時間が持てた。「山羊座の友人」の謎解きと哀しさ。「宗像くんと万年筆事件」の宗像くんの勇気と健気さ。標題作の未来への希望。更には「エヴァ・マリー・クロス」のグロテスクさ。ここまで幅広い作品を描く乙一さんは、現代の作家さんの中でも指折りの存在だと思う。これからも長く読み続けたい作家さんです。2019/09/25

おしゃべりメガネ

230
久々にコレ以上ないくらい、ガッチリとした「乙一」ワールドを堪能させていただきました。異名義で書かれている作品全てを含めてもまったく隙のない見事な世界で、改めて乙一さんの才能に惚れ惚れしてしまいます。一文字一文字がまるで生きているかのように感じるその生命感や躍動感みたいなモノはどうしてこんなにも見事に表現できるのでしょうか。個人的には「山羊座の友人」と「宗像くんと万年筆事件」が素晴らしかったです。特に「宗像」くんの名探偵&役者ぶりは本当にお見事で、こういう作品ってきっと乙一さんじゃないと書けないでしょうね。2016/02/27

じぇりい

176
一見4人の作家と解説者によるアンソロジーのようであるが、実は全員同一人物であるというのが面白い。越前と安達名義は知らなかったので調べてみる。ふーん、なるほどね。別作家として読むとホントに面白く、書き分けできているところがすごいなぁ。乙一は私の好きな白。中田永一はタイトルは物騒でミステリーっぽいがほのぼのしてるし、山白朝子はホラーだけど切ない話。初読み越前魔太郎は他の作品とのコラボっぽいが単独で読んでも全然OK。そしてそれらを全く他人のように解説する安達寛高(本人)カバーを外すと洋書っぽい装丁も中々良い。2016/03/17

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