目次
1 ヴェーバーの肖像(複雑な家系と若きヴェーバー;勉学と苦悩と;創造の新局面と問題意識;第1次世界大戦と晩年のヴェーバー)
2 ヴェーバーとドイツ帝国―『政治論集』を中心に(『国民国家と経済政策』;社会政策学会と工業労働者;知的世界のスケッチと第1次世界大戦;「新秩序ドイツの議会と政府」;「大統領」と「職業としての政治」)
3 ヴェーバーの社会科学方法論(社会科学の前提―認識を生み出す価値;社会科学の方法―客観的認識の客体的条件;価値自由―客観的認識の主体的条件;責任倫理―価値判断と事実認識の統一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
2
ヴェーバーの人物伝、時代背景、著作(おもに客観性について)を論じられている。私自体現在就活中で資本主義社会のなかで人間と人間との関係がどのようになっていくのかというのは非常に興味深かった。マルクスの物象化論はあまり意識してこなかったが機会があれば触れてみたいと思う。2017/06/06
Junji Yogi
1
事細かくヴェーバーについて書かれているのだが、僕にはいまいち浸透しなかった。「メタフォリカル」な言説が少なすぎるためだと思われる。知っている事を相手に理解してもらうためには、相手の言葉を駆使して伝えるのがセオリーだと思う。だが、本書にそのような配慮は無かったように感じる。読み終わった後に手元に残ったものが少ないのは残念だが、それを残念がっても仕方がない。僕自身のリテラシーがこれから高まれば良いだけである。いつかまた再読する機会があればまた挑戦してみたい。2013/06/26
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