フレンチの侍

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022510433
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 25歳でフランスに旅立った若き料理人は、各地で武者修行をする。人種差別に苦しみながらも、やがて三ツ星レストランで認められるまでに。予約の取れないフレンチとして有名な銀座「シェ・トモ」のオーナーが明かす華やかなフレンチの裏舞台。

内容説明

フレンチに魅了され単身渡仏した25歳の青年は、言語や文化の壁と闘いながら各地のレストランで武者修行を繰り返し、三ツ星レストラン「トロワグロ」で高位のポジションを得る。予約の取れないフレンチ「銀座・シェ・トモ」のオーナーシェフが初めて明かす華やかなレストランの裏舞台。

目次

小さな城の主として―プロローグ
蹴られては立ち上がる―フランス編
解けそうで解けないパズル―日本編
フレンチという天命―エピローグ

著者等紹介

市川知志[イチカワトモジ]
1960年東京生まれ。高校卒業後、洋食屋を経て82年に「勝沼亭」(西麻布)にてサービス、調理を経験。85年単身フランスに渡り、「ミシュラン」一つ星レストラン「レ・フレール・デ・イバルボー」(バスク地方)、三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」(ブレス地方)、三つ星レストラン「トロワグロ」(ロアンヌ)などで修行、91年帰国。「レザンドール」(銀座)のシェフ、「ル・マエストロポール・ボキューズ・トーキョー」(赤坂)のシェフを経て97年「レストランW」取締役総料理長。2002年「白金シェ・トモ」のオーナーシェフとして独立。05年に「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」、09年「銀座シェ・トモ」を開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tetsubun1000mg

8
東京の一つ星フレンチ「シェ・トモ」のシェフの修行物語。2017年の再読でした。 全然気が付かなかったが面白い。 まさに「フレンチの侍」の修行時代と、日本に戻っての開業までの話。 市川シェフの時代は、やる気のある料理人はあとさき考えずにフランスへ飛び込んだ世代のようです。 今はフランス語ができないと回り道になる事が分かっているので、語学を勉強をしてから紹介状を持って修行に行っていると思いますが、どうなんでしょうか?2019/05/05

iqo720

6
★★★★★ まさに侍。 全体を通して貫いている、「失敗は全て自分のせい、成功は全て誰かのおかげであり運がよかっただけ。」という姿勢に惚れる。 ここまでの成功を「ただ恵まれただけ」の一言で片づけているが、それは全て自ら切り開いたもの。それまでの苦労は読めばよくわかる。 他人への感謝を忘れず、失敗したことは素直に認めて反省する。 高潔な姿勢がきっと料理にも表れているのだろう。 そしてフレンチに対する想い。 読後は熱く爽やかになれる。2013/05/11

honey

6
フランス修行を経て自分の店を持ち、有名シェフとなった現在までを綴った市川氏の自伝。孤独や不安、経営者のプレッシャー、ときには苛立ち従業員を蹴っ飛ばすこともあったと、気負わず赤裸々に明かす姿勢に好感が持てた。レストラン行ってみたい! 2013/04/19

5
市川知志、自伝。1冊の本からフランス料理のシェフを目指し、本場フランスでの修行から日本での自店出店、成功。多くの人に出会い、別れ、培った経験全てが彼を支えている。全体的にモノトーンで落ち着いた装幀のため、フランス編と日本編の間にある写真ページ、料理の色鮮やかさが引き立っている。2013/09/09

Kuliyama

5
フレンチのシェフの自伝で、日本で一念発起→本場フランスで苦労して修行→日本に帰ってきて出店(して成功)とストーリーは想像できてしまうのですが、一気に読破しました。市川氏のフランス料理に対する熱い思いに真摯な姿勢に感動しました。2013/07/15

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