出版社内容情報
「魔女の鳥籠」と呼ばれ、鬱蒼とした森の中に佇む洋館。その周辺では、過去に3体の首なし死体が発見され、現地では、館に住む齢300歳の魔女の仕業だと噂されていた。雑誌編集者の西田は、事件関係者の依頼により、隣室に住む自称〈毒草師〉の御名形と事件を調べることになる。御名形は、現地に伝わる「浦島太郎」伝説が関係していると見て、「浦島太郎」の物語を調べ始めるが、それは、「記紀」にも記されている、日本で最も古い物語だった。しかも、そこには、天皇家にまつわる、禁断の事実が隠されており……。猟奇殺人の真相を「浦島伝説」を紐解きながら解明する、シリーズ第3弾!
内容説明
「魔女の薬草」を探し求めていた生薬学者が失踪した。行方を追う編集者の西田は、失踪場所が「魔女の鳥籠」と呼ばれていることを知る。そこは、齢三百歳を超える魔女が棲むとの言い伝えがあるばかりか、かつては首なし連続殺人事件が発生し、さらには、老いさらばえ、白髪となった大学生の溺死体が発見された場所だった!西田は自称・毒草師の御名形史紋に協力を仰ぐが、彼は「浦島太郎を調べたほうが早い」と謎の言葉を残す。やがて彼は、「浦島太郎の玉手箱」と「パンドラの箱」の繋がりを、神代の時代と重ね合わせて事件を紐解いていき―。
著者等紹介
高田崇史[タカダタカフミ]
1958年東京都生まれ。明治薬科大学卒。「QED百人一首の呪」で、第9回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
えみ
藤月はな(灯れ松明の火)
書斎六尺
優希