闇の虹水晶

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022510358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人の思いから宝玉を創るという、たぐいまれな魔力を持つ若き創石師。だが、彼には重い呪いがかけられていた――。デビュー作が本屋大賞でベスト30にランクイン、その緻密な世界観と濃密な描写で高い注目を集める、新たなファンタジーの担い手による書き下ろし!

内容説明

一世代に一人だけ現れるという、「創石師」のナイトゥル。人の感情を靄に見て両手のひらに包めば石を創ることができるという稀有な魔力を持ちながら、隣の部族の侵攻によって、家族や婚約者、血族のすべてを失い、恨みや憎しみといった感情までも奪われ、敵のために自らの命を削ってその力を使う日々を送っていた。だが、闇色に七色の虹をちりばめた水晶を手にした日から、その運命は急激にまわりはじめる―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

69
主人公ナイトゥルは《創石師》心に水晶の鉱脈を持ち育む者。人の頭上に浮かぶ靄(もや)‐感情や気持ちを両手の平で包めば石を創ることができる。例えば恋する乙女の頭上の靄から薔薇水晶を創りだすように。本来、一世代に一人現れるかという大地の祝福を受けた身でありながら、幼き日、交誼を結んだ《塩の魔女》の裏切りと呪いを受け、婚約者を含めた自分以外の一族全ての命を奪われる。惨殺者にして略奪者の族長オーシィンは、相手の額を鷲づかみにして心に侵入し、自らの深淵たる心の中に、相手の心全てを奪い絶息させる能力を持つ。辛うじて→続2013/05/03

ちはや@灯れ松明の火

67
海を満たした青玉、炎を潜めた紅玉、その掌が数多の色持つ石を創り出そうとも、心は虚ろを漂うがまま。国か、己か、滅びを定められた呪い、親が、許嫁が、朱に染まった叫び。陽を溶かした琥珀も、樹を宿した翡翠も、輝きを失った。争乱と流血を重ねた九つの民、東より来る有翼獅子の旗、明けぬ闇の中に一筋の虹が煌めく。地の果てまでを望み、未知なるものを希う黄金の夢を見た。闇に堕ちた者の末期を、闇の中に在る歓喜の熱を知った。時を抱いた水晶が歌う。生と死を、祈りと呪いを、虹と闇を。道を照らす星を映した瑠璃を、その掌の中に包んで。 2013/06/26

星落秋風五丈原

57
人の心の動きを石にする創石師のナイトゥルは、支配者階級出身だったが一族郎党を成りあがってきた勢力に殺される。「力を使えばそなたが滅び使わなければ国が滅びる」の二者択一の瞬間がやって来た時までにちゃんと逞しくなってます。でもヒロインの方が強いか。2016/10/09

Norico

48
オーリエラントのシリーズですっかりはまってしまった乾石さんの、また別の異世界の物語。幻想的な文章や語感がやはり好きです。そして、呪われながら、流されていくままのようだけど、希望を捨てずに生きていくナイトゥルに癒されます。グリフォリスが可愛すぎ。私にも卵くれないかなぁ。2015/09/20

nyanco

35
ファンタジーは苦手だけど乾石さんの重厚な世界観に魅せられています。今回は出版社を変え、装丁も少しライトに…しかし内容な重厚です。(ナイトゥルの下で馬の乗っているのがドリュー?)人の想いから宝玉を創りだす「創石師」という設定自体がとても魅力的。己の力を制御することが出来ないナイトゥル、ドリューとのコンビもとても良い。覇気を感じられないナイトゥルの過去が徐々に明らかになっていく過程も面白い。戦記モノにまで広がり、グリフォンを操る王子まで登場…と、このページ数で納めるのは勿体無いくらいのボリュームです。続→2013/01/19

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