出版社内容情報
【文学/日本文学小説】座敷わらしってなあに? 座敷わらしを知らない子どもたちの世代に向けて、『愛しの座敷わらし』の著者が書き下ろす、こころ温まるオリジナル絵本。4/28全国公開、映画「HOME 愛しの座敷わらし」(水谷豊主演)原作からのスピンアウト。
著者等紹介
荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。97年、第10回小説すばる新人賞を受賞。98年に『オロロ畑でつかまえて』でデビュー。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞を受賞
いぬんこ[イヌンコ]
挿絵師。大阪出身。嵯峨美術短期大学卒。雑誌、書籍、CDジャケット、広告等に絵を描く。平成中村座・五軒長屋にて引札屋として参加して3年目。NHK教育テレビの子ども番組「シャキーン!」では、番組立ち上げからイラストを担当し5年目になる。著書に『おかめ列車』(第4回MOE絵本屋さん大賞新人3位受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
35
荻原氏の文章による絵本。絵のタッチが何とも言えず良い。最後、現代にもざしきわらしちゃんが描かれていて小さい子はその存在に気付いてる風な表現も絵本ならでは。短い中にノスタルジックな世界があって印象に残った。500p超えの小説もその詳細は時間とともに忘れていくし詳細どころか話のメインも忘れてしまうこともよくあるけど絵本の中の凝縮された世界は映像と共に脳に刻まれる。たまにはこんな時間も良いなと思った。とは言えさすがに荻原氏の名前が無ければ手に取れなかった。感謝。★★★☆☆2024/01/29
たまきら
16
色々見える友人たちが、うちになにかいる、といいます。同時に言われるわけではなく、時々やってくる人が「あっ、なにかいるよ」とかいうので怖いような不思議なような。そのうちの一人は「これはざしきわらしだよ、よかったね」と。私は何も見えませんが、娘や遊びに来た子供たちが「マックロクロスケがいる~!」(我が家はメイちゃんちそっくりなボロい家なのです)と歓声を上げているのを見るのが好きです。自分と違うものを尊敬したり、想像したりする心、いいな。2015/10/24
あおい
15
ひとりぼっちの座敷わらし。読み終えた後に表紙をみると切ない。2019/10/12
そうさん
15
5歳。何だか最後切ない…。座敷わらし、子どもたちの中でも、小さい2人の子にだけ見えているように思えたけど、どうなのだろう。読み終わってからは、表紙まで、切なく思えてきてしまった。2019/07/25
anne@灯れ松明の火
13
新刊コーナーで。今、上映中の映画の関連本? 座敷わらしの由来?を初めて知った。そんな悲しいものだったんだ・・・・・・。2012/05/13