内容説明
すべての人は誰かに愛され、見守られて生きている。舞台は台北郊外の夕陽の美しい港街。そこで生まれ、一人で懸命に生きてきた青年モウの前に、突然、メイと名乗る、謎めいた若い女性が現れる。メイに静かに思いを寄せるモウ。彼はある奇跡を待ち続けていた―。孤独な人々が織りなす、やさしくもせつないラブストーリー。台湾、日本、中国。アジアン・ノベルの誕生。
著者等紹介
田代親世[タシロチカヨ]
静岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。IBC岩手放送アナウンサーを経て、フリーアナウンサーへ。1997~99年香港留学。中国映画からアジアのエンターテインメントに目覚め、「韓流ナビゲーター」として、さまざまなメディアで、韓国映画・ドラマの解説、執筆、韓流イベントの司会などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すがやん
1
フォ・ジェンチイ監督の映画『台北に舞う雪』の脚本を小説化。読みやすく、優しい気持ちになれるが、予定調和的で無難なラブストーリー。映画の脚本からということで、文章力がどうのこうのという小説ではなく携帯小説レベル。韓国や台湾のラブストーリードラマが好きな人なら好きかも。小説としての感動はなかったので、映画で観る方が良かったかな。2010/06/26
Sachi
0
雰囲気を楽しむ一冊。途中で誰が誰だか分からなくなり、エピローグ?で大混乱。映画になっていたようだから、映像で観たら良いのかも。2025/03/13