ダチョウ力―愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022505606
  • NDC分類 488.3
  • Cコード C0036

内容説明

新型インフルエンザを無害化するマスクをはじめウイルス退治、免疫力の強化、皮膚炎の治療、ダイエット、美肌づくりまでダチョウはとにかく役に立つ。

目次

第1章 ダチョウは不死鳥?(愛のダチョウ観察日記;ダチョウで産廃処理 ほか)
第2章 博士、ダチョウを飼う(ダチョウ人生の幕開け;ダチョウが好き ほか)
第3章 大発見!ダチョウの卵パワー(ダチョウは金の卵を産む?;挫折した最初のダチョウ抗体研究 ほか)
第4章 ダチョウ抗体が恐怖のウイルスを退治する!(インドネシアで危険なダチョウ抗体実験;ダチョウマスク発想の原点 ほか)
第5章 人類を救うダチョウの底力(ダチョウの巨大なペニス;ダチョウ抗体を狙う怪しい男 ほか)

著者等紹介

塚本康浩[ツカモトヤスヒロ]
1968年京都府生まれ。獣医師、獣医学博士、ダチョウ愛好家。大阪府立大学農学部獣医学科卒業後、博士課程を修了し、同大学の助手に就任。家禽のウイルス感染症の研究に着手する。同大学の講師、准教授を経て、2008年4月に京都府立大学大学院生命環境科学研究科の教授に就任。1998年からプライベートでオーストリッチ神戸の牧場でダチョウの主治医に就任。2008年6月にダチョウの卵から抽出した抗体から新型インフルエンザ予防用の画期的な“ダチョウマスク”を開発した。マスク以外にもダチョウ抗体をもとにガン予防、美容まで様々な研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mitei

342
ダチョウへの愛からついに抗体まで作成し世界に役立つところまで持っていけた著者がすごいなと思った。ダチョウってアホっぽく意味もないような行動をしているけれどもそういう所が愛らしいところだな。2016/12/16

ごへいもち

32
ダチョウってすごい2013/03/20

Takeshi Kambara

24
ダチョウを愛してやまない獣医学博士による飼育と研究そしてとんでもない可能性が記されている。あれだけの巨体なのに脳みそはハンバーグ位しかないので実はめちゃくちゃアホなくだりからの驚異の回復力や免疫力、それらが我々人類の為に有益な使い道が多々ある事…実は無限の可能性を秘めているんですね。そしてデカいという事も重要で、ワクチンなどの抗体もダチョウを使えば他の動物の数百倍のペースで作れること。デカい事は良い事だ! ダチョウはひょっとすると本当に世界の救世主になるかもしれない。2017/11/14

しぃ

17
ダチョウへの愛が詰まっています。体は大きいのに猫サイズの脳ミソ、しかもネズミと同じく脳に皺もない「アホ」のダチョウ。でもその生命力と繁殖能力はすごい!ダチョウ愛からダチョウ飼育、そして発見と研究の成果が素晴らしい。2008年頃はインフルエンザで脚光を浴びたダチョウマスク、最近では花粉症にも効果ありと話題になっていたようです。私も花粉症なんだよなーとAmazonでチラッと見てみたら、50枚で約9000円。高過ぎて買えるかー!あ、内容はとても面白かったです。けど誤字がちょいちょいあって気になった。2014/02/09

マエダ

16
自分の内臓を食われているのも気づかないで餌を食べ続ける。 そうダチョウはアホなのだ脳みそも小さく常に元気に走り回る姿がいい。 飼育員に強烈なキックをお見舞いし気絶させるほどのパワーもある。 そんなダチョウから生み出される抗体にはノロウィルスやガンを撃退させる可能性もあるらしくダチョウ抗菌マスクも市販で販売されている。色々すごいパワーを持った生物である2015/10/25

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