内容説明
サツマイモ本土初伝来の地は大隅半島鹿屋郷高洲村だった!
江戸時代「カライモおんじょ」とも呼ばれ、琉球からサツマイモを持ち帰り、大隅、薩摩地方に普及させ大飢饉の時に多くの民衆を飢餓から救い大功のあった謎の人物「利右衛門」とは、親・子・孫の3代に渡ってこの官途俗名を世襲して来た右田利右衛門3人による合作だった。
琉球からサツマイモを持ち帰り普及したとされる「前田利右衛門」。実はサツマイモを本土に持ち帰ったのは前田ではなく右田だった!? 右田家に代々伝わる家系図を繙きながらサツマイモのルーツを再検証。これまでの通説が覆される驚がくの1冊。
目次
『カライモ翁前田利右衛門』異説論(大隅第60号)
続・『カライモ翁前田利右衛門』異説論(大隅第61号)
『酒 童子』と右田家蔵『絵巻物』の謎(大隅第64号)